2019年

第31回 日本消化器内視鏡学会東北セミナー

2019年12月1日(日)に,仙台市 仙台国際センターにて, 東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野 正宗 淳教授が会長で,第31回日本消化器内視鏡学会東北セミナーが開催されました.内視鏡診療部から部長の引地拓人が「内視鏡診療における鎮静の意義(講師:八田和久先生)」で司会を務めました.
200名を越える参加者があり,セミナーは盛会裏に終了致しました.

第31回日本消化器内視鏡学会東北セミナー会場の様子。
第31回日本消化器内視鏡学会東北セミナー会場にて登壇中の様子。
第31回日本消化器内視鏡学会東北セミナー会場の様子。

内視鏡検査・周術期管理の標準化に向けた研究会

2019年11月24日(日)に,TKP神戸三宮カンファレンスセンターにおいて,第4回内視鏡検査・周術期管理の標準化に向けた研究会が開催され,部長の引地拓人(世話人)と副部長の中村純が参加しました.
今回は,当番世話人の溝上裕士先生(筑波大学附属病院 消化器内科)と道田知樹先生(埼玉医科大学総合医療センター 消化器・肝臓内科)のもと,現在研究会で作成中のマニュアル(ハンドブック)の現状の紹介,一般演題,講演の内容で開催されました.
講演は,引地が担当し,話題提供として「アンケート調査からみた消化器内視鏡診療に関わるメディカルスタッフの職種別の業務の現状~L-メントール製剤ならびにエロキシバットの有用性をまじえて~」の講演を行いました。
まもなく消化器内視鏡検査・周術期管理の標準化に関するマニュアル(あるいはハンドブック)が完成する予定です。これまで施設ごとに対応していた検査・周術期管理を標準化できるよう,消化器内視鏡技師会と協力して行っていければと思います。

内視鏡検査・周術期管理の標準化に向けた研究会会場の様子。
内視鏡検査・周術期管理の標準化に向けた研究会にて登壇中の様子。

JDDW2019 KOBE (第27回 日本消化器関連学会週間)

2019年11月21日(木)から23日(日)まで,神戸コンベンションセンターにおいて,JDDW2019が開催されました。

内視鏡診療部から,部長の引地拓人以下,副部長の中村純,橋本陽が司会・座長・演者などの立場で参加しました。また,前任部長の小原勝敏(現在,消化器内視鏡先端医療支援講座)と前任副部長の渡辺晃(現在,大原綜合病院)も司会・演者として参加しました。

引地がワークショッ26「さあ、どうする?治療内視鏡におけるトラブルシューティング(上部編)」で司会を務めた他,消化器病学会および消化器内視鏡学会評議員会に参加しました。 また最終日の24日,第4回内視鏡検査・周術期管理の標準化に向けた研究会において,話題提供として講演を行いました。
中村は,ワークショップ26で「食道・胃ESD時の穿孔に対するトラブルシューティング」,一般演題(デジタルポスター)で「福島市における対策型胃がん検診の現状と取り組み」を発表したほか,デジタルポスターセッションの座長を務めました。
橋本は,一般演題(デジタルポスター)で「化学放射線療法後の局所遺残・再発食道癌に対する光線力学療法(PDT)の現状」を発表しました。
小原は,特別講演(消化器内視鏡学会)の司会を務め,渡辺は一般演題(デジタルポスター)で「ESD適応と診断されながら併存疾患の治療を優先後に治療された早期胃癌症例の検討」を発表しました。
その他,多施設共同研究の会議にも出席しました。

消化器関連では国内最大規模の学会に参加し,沢山の刺激を受けました。日々の診療にしっかりとフィードバックしたいと思います。

JDDW2019KOBEの看板。
JDDW2019KOBEの様子。
JDDW2019KOBEの様子。
JDDW2019KOBEの様子。
JDDW2019KOBEの様子。
JDDW2019KOBEでの記念写真。

LECS研究会

2019年11月20日(水)に,ザ・マーカススクエア神戸において,第20回腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)研究会が開催され,部長の引地が世話人ならびに次回の当番世話人の立場で参加しました.
今回は,当番世話人の北城秀司先生(斗南病院消化器外科)と住吉徹哉先生(斗南病院消化器内科)のもと,第20回の記念会ということもあり,LECSの開発にかかわったLEGENDと言われる先生方の講演を中心に開催されました.これまでのLECSならびにLECS関連手技に関する開発の流れや手技の工夫を学ぶことができ,有意義な会でした.また,臓器別の手技の工夫として,十二指腸や大腸に対するLECS,胃癌に対するLECSの講演もあり,まさにLECS研究会の集大成の会でした.
なお,引地は,閉会の挨拶を担当しました.

次回は,引地と佐瀬善一郎先生(福島県立医科大学 消化管外科学講座)が当番世話人として,2020年3月6日(金)にパシフィコ横浜において,第21回のLECS研究会を開催することになります.原点に戻って,一般演題を中心に会を開催する予定です.よろしくお願い申し上げます.

LECS研究会の会場配布資料の写真。
LECS研究会会場の様子。
LECS研究会会場の様子。
LECS研究会会場の様子。

モンゴルハンズオンセミナー

2019年7月,モンゴルの首都ウランバートルにて,消化器内視鏡学会と消化器病学会が主催する内視鏡治療のハンズオンセミナーが開催されました.その講師として内視鏡診療部から引地拓人と中村純,また福島赤十字病院から紺野直紀の3名で参加しました. ハンズオンセミナーでは食道および胃静脈瘤の内視鏡治療について技術指導を行い,終了後に感謝状を頂きました.

モンゴルハンズオンセミナーの看板。
モンゴルハンズオンセミナーで参加者たちとの記念写真。
モンゴルハンズオンセミナー中の様子。
モンゴルハンズオンセミナーで戴いた感謝状と共に撮影した記念写真。

福島ESDハンズオンセミナー2019

2019年9月21日(土)に,郡山市のふくしま医療機器開発支援センターを会場に,「福島ESDハンズオンセミナー2019」を開催致しました。今回,県内初となる生体ブタを用いたハンズオンセミナーで,内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の実技指導を行いました。 講師を,内視鏡診療部の引地と中村,濱田晃市先生(総合南東北福島病院 消化器内科),根本大樹先生(会津医療センター 小腸・大腸・肛門科学講座)と共に担当致しました。 10名のトレイ二―の先生方が受講され,各自30分×2回のタイムテーブで,実臨床に近い環境でESDトレーニングを受けていただきました。
トレイ二―の先生方だけではなく,講師陣とっても大変有意義なセミナーとなりました。
最後に,本セミナーは福島県立医科大学医療研究推進課とふくしま医療機器開発支援センターのご協力、ご支援があって開催することができました。ご尽力いただいた関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

福島ESDハンズオンセミナー2019にて参加者たちとの記念写真。
実臨床に近い環境でESDトレーニング中の様子を捉えたモニター。

第26回日本門脈圧亢進症学会総会

2019年9月12日(木)から13日(金)にかけて,山口県下関市の海峡メッセ下関において,第26回日本門脈圧亢進症学会総会が開催されました.
内視鏡診療部からは部長の引地拓人,前任部長の小原勝敏(現在,消化器内視鏡先端医療支援講座:本学会の前理事長)が,消化器内科学講座の高木忠之,加藤恒孝,入江大樹と共に参加しました.

引地は,学会前日の9月11日(水)に下関グランドホテルで開催された教育委員会に副委員長として出席したほか,一般演題「胃・異所性静脈瘤」の司会を担当しました.また,評議員として評議員会にも出席しました.
また,小原は,ワークショップ「門亢症が生命予後に及ぼす影響~門亢症治療は予後を延長し得るか?~」の司会を担当しました.

本学会は,われわれ消化器内視鏡を専門とする医師のほかに,肝臓専門の内科医師,外科医師,放射科医師,病理医師など,門亢症を専門とする他分野の医師が参加していました.そのため,消化管や異所性静脈瘤の治療にも幅広い意見交換・討論があり,非常に有意義な学会参加となりました.

第26回日本門脈圧亢進症学会総会の看板。
第26回日本門脈圧亢進症学会総会に登壇中の様子。

第35回福島県消化器内視鏡技師研究会

2019年8月24日(土),福島県立医科大学を会場として,第35回福島県消化器内視鏡技師研究会が開催されました.
「多職種連携に関する各施設の取り組み」をテーマとしたワークショップの基調講演では,本研究会の代表世話人である部長の引地が「消化器内視鏡診療に関わるメディカルスタッフの職種別の役割の現状?全国76施設からアンケート結果の報告?」を講演し,内視鏡技師の山田が「内視鏡診療における他職種連携」を発表しました.今後も,円滑なチーム医療のために,職種間や個人間でのコミュニケーションを大切にしていきたいと思います.

第35回福島県消化器内視鏡技師研究会に登壇中の様子。
第35回福島県消化器内視鏡技師研究会に登壇中の様子。

第163回 日本消化器内視鏡学会東北支部例会 / 第207回 日本消化器病学会東北支部例会 / 第57回 日本消化器がん検診学会東北地方会

秋田市にぎわい交流館AU(秋田市)において,2019年7月5日(金)に第163回消化器病学会東北支部例会,6日(土)に第207回 消化器内視鏡学会東北支部例会、また両日で第57回 日本消化器がん検診学会 東北地方会が開催されました. 内視鏡診療部から,部長の引地拓人以下,中村純副部長,橋本陽助手が参加しました. 引地は,日本消化器内視鏡学会東北支部の幹事ならびに両学会の支部評議員、消化器内視鏡学会ではプレナリーセッションの審査員、消化器がん検診学会では幹事、東北支部代議員、ランチョンセミナーの司会、として参加しました.中村は,両学会の支部評議員として参加し,消化器内視鏡学会のパネルディスカッション2 「消化管出血、内視鏡止血困難例、予後不良例の検討」において「胃・十二指腸潰瘍出血症例の臨床的特徴の検討」発表しました. 橋本は,消化器内視鏡学会の一般演題で「化学放射線療法後の局所遺残・再発食道癌に対する光線力学療法(PDT)の現状」発表しました.

第163回消化器病学会東北支部例会、第207回消化器内視鏡学会東北支部例会、第57回日本消化器がん検診学会東北地方会会場ステージの様子。
右:第163回消化器病学会東北支部例会、左:第207回消化器内視鏡学会東北支部例会会場の看板。

第2回 福島ESD/EMRハンズオンセミナー

2019年6月8日(土)に福島市のイ―ビーエム福島「FIST」を会場に,第2回福島ESD/EMRハンズオンセミナーを開催致しました。 福島県内の消化管内視鏡治療をリードしている先生方と,外部講師としてお招きした京都府立医科大学 消化器内科の土肥 統 先生の指導のもと,20名を越える若手医師がトレイ二―として参加し,胃ESDモデルや大腸EMRモデルなどを用いて内視鏡治療のトレーニングを行いました。なお,介助は福島県内の消化器内視鏡技師会の協力のもと,メディカルスタッフの方々に行っていただきました。
講師をお勤めいただいた先生方,ハンズオンセミナーご参加の先生方,大変お疲れ様でした。最後に本セミナーの開催に準備にご尽力いただきました関係者の方々に深く感謝申し上げます。

第2回福島ESD/EMRハンズオンセミナーにて内視鏡治療のトレーニング中の様子。
第2回福島ESD/EMRハンズオンセミナー会場の様子。
第2回福島ESD/EMRハンズオンセミナーにて参加者たちとの記念写真。

第97回日本消消化器内視鏡学会総会ならびに第82回日本消化器内視鏡技師学会

2019年5月31日(金)から6月2日(日)まで,東京(グランドプリンスホテル新高輪,ベルサール渋谷ガーデン,ほか)において,第97回日本消消化器内視鏡学会総会ならびに第82回日本消化器内視鏡技師学会が開催されました。 内視鏡診療部から,部長の引地拓人以下,副部長の中村純,橋本陽が司会・座長・演者などの立場で参加し,臨床検査技師の氏家洋幸と河野小百合も技師学会に参加しました.また,前任部長の小原勝敏(現在,消化器内視鏡先端医療支援講座)と前任副部長の渡辺晃(現在,大原綜合病院)も司会・演者として参加しました.

日本消消化器内視鏡学会では,引地がパネルディスカッション4「消化管粘膜下腫瘍の内視鏡診断と治療」の司会を務めました。 中村は,パネルディスカッション1「検診における内視鏡の位置づけ」で「福島市における対策型胃がん検診の現状と取り組み」,一般演題(口演)で「食道アカラシアに対する経口内視鏡的筋層切開術(POEM)の有用性と安全性」を発表したほか,English Oral Sessionの座長を務めました。 橋本は,パネルディスカッション4で「胃粘膜下腫瘍に対するEUS-FNAおよびLECSの現状」を発表しました。 小原はパネルディスカッション8「門脈圧亢進症治療の最近の進歩」の司会を担当し, 渡辺は一般演題(ポスター)で「胃管癌に対するESDの検討」を発表しました。 その他,関連研究会や多施設共同研究などの会議にも出席しました。

日本消化器内視鏡技師学会では,引地がイブニングセミナー(教育講演)で「消化器治療内視鏡おけるメディカルスタッフの役割~内視鏡技師に望むこと」を講演しました.

会場にて登壇中の引地拓人氏の様子。
会場にて参加者たちの様子。
会場にて参加者たちの様子。
会場にて研究内容をパネル前で解説中の様子。
会場ステージにて講演中の様子。

DDW2019

2019年5月18日(土)から21日(火)まで,アメリカの消化器病関連学会週間であるDigestive Disease Week 2019(DDW2019)が,サンディエゴのSan Diego Convention Centerを会場として開催されました.サンディエゴには珍しく雨模様の日もありましたが,帰国後の日本の猛暑と比べると,大変過ごしやすい気候でした.
内視鏡診療部からは,部長の引地拓人が,ポスター発表の演者として参加しました(発表演題名「The effectiveness of L-menthol spray on lesions for the endoscopic clarification of early gastric cancer: Evaluation by color difference」).また,消化器内科学講座の医局員である川島一公先生(現在,国立がん研究センター中央病院で研修中)と中島勇貴先生(現在,会津医療センター勤務)も,ポスター発表の演者として参加しました.
アメリカ消化器内視鏡学会であるASGEのセッションを中心に参加をしましたが,日本と異なる海外の消化器内視鏡診断や治療のトピックを学べたと共に,日本のリーダーの先生方のみならず,若手の先生方の素晴らしい発表に刺激を受けました.また,人工知能(AI)を利用した消化器内視鏡診断が大きな話題であり,今後は,消化器内視鏡の分野でも間違いなくAIの時代になることを確信した学会でした.

DDW2019会場にて記念写真。
DDW2019会場にて。左から川島先生,引地,以前内視鏡診療部兼務だった木村先生。
(左から 川島先生,引地,以前内視鏡診療部兼務だった木村先生)

第105回 日本消化器病学会総会

2019年5月9日(木)から11日(土)まで、第105回日本消化器病学会総会が、石川県金沢市の石川県立音楽堂、ホテル日航金沢、ANAクラウンプラザホテル金沢、ポルテ金沢、ホテル金沢を会場として開催されました。
内視鏡診療部から部長の引地拓人、副部長の中村純、橋本陽が参加しました。

引地は本部評議員会に参加し、ポストグラデュエイトコースII 上部消化管で「上部消化管出血に対する内視鏡治療」を講演しました。中村はパネルディスカッション4「消化器がん検診最適化を目指して」において「福島市と川俣町における対策型胃がん検診の現状と将来展望」を発表しました。橋本はポスタープレゼンテーションで「胃GISTに対するEUS-FNAの現状と手技の工夫」を発表しました。
天候にも恵まれ、大変有意義な学会参加となりました。

第105回日本消化器病学会総会の看板。
第105回日本消化器病学会総会会場の様子。
第105回日本消化器病学会総会会場の様子。

第5回 東北GIイノベーション ESD/EMRハンズオントレーニング

2019年3月2日に,宮城県仙台市のトラストシティカンファランス仙台において,日本消化器内視鏡学会公認である「第5回東北GIイノベーションESD/EMRハンズオントレーニング」(代表世話人:仙台厚生病院消化器内科 平澤大先生)が開催されました.

今回は招待講師として,竹内学先生(長岡赤十字病院 消化器内科)と平澤欣吾先生(横浜市立大学附属市民総合医療センター 内視鏡部)をお招きして,東北を中心とした約40名の若手医師がトレーニーとして参加しました.
部長の引地拓人は,ハンズオンの講師,ならびにクロージングリマークスとして参加しました.

福島県内からの参加者が少なかったことが残念ですが,若手医師の教育に重要な会であり,今後も講師として参加していくとともに,福島県内でも同様の会の開催をできればと考えております.

第5回東北GIイノベーションESD/EMRハンズオントレーニング中の様子。
第5回東北GIイノベーションESD/EMRハンズオントレーニング会場にて参加者たちとの記念写真。

第91回 日本胃癌学会総会

静岡県沼津市のプラサヴェルデにおいて,2019年2月27日から3月1日に第91回日本胃癌学会総会が開催されました.会長は,以前,福島医大の第一外科准教授をされていた寺島雅典先生(現 静岡県立静岡がんセンター外科部長)でした.
内視鏡診療部から部長の引地拓人ほか,副部長の渡辺晃,橋本陽が,本会の座長や演者,ESD研究会の当番世話人などの役割で参加しました.

本会では,引地は,ポスタープレゼンテーション「ピロリ/早期胃癌」で座長を務めました. 渡辺は,ポスタープレゼンテーションで「Endoscopic submucosal dissection for early gastric cancer over 6 months after initial diagnosis(診断から6か月以降にESDを施行された早期胃癌症例の検討)」を発表しました. 橋本は,ポスタープレゼンテーションで「Clinical features and prognosis of intramucosal gastric cancer with lymphovascular invasion(ESDを施行された脈管侵襲陽性粘膜内胃癌の臨床的特徴と予後)」を発表しました.
学会では,早期胃癌内視鏡治療に関する臨床試験の結果や今後の見通し,進行胃癌における化学療法の変遷と最新の戦略,LECS(腹腔鏡内視鏡合同手術)の新しい取り組みや今後の可能性について見分を広めました.この場を借りて,ご協力をいただきました皆様に感謝申し上げます.

また,附置研究会の第5回ESD研究会が同時開催され,横浜市立大学附属市民総合医療センター内視鏡部の平澤欣吾先生と,引地が当番世話人を務めました.ベテランの先生方によるESDの歴史とこれからの未来について貴重なご講演を拝聴し,若手医師から症例報告やトラブルシューティングなどの発表がありました.活発な意見交換がなされ,大変有意義な会となり,大盛況のうちに閉会できました.

関連学会のLECS研究会も同時開催されました. 次々回の研究会は,次回の胃癌学会(横浜)との同時開催になりますが,引地が,福島医大消化管外科の佐瀬善一郎先生とともに当番世話人をつとめることが決定しました.

第91回日本胃癌学会総会会場にて登壇中の様子。
第91回日本胃癌学会総会会場のパネル前で解説する様子。

第162回 日本消化器内視鏡学会東北支部例会及び 第206回 日本消化器病学会東北支部例会

フォレスト仙台(仙台市)において,2019年2月8日(金)に第162回消化器病学会東北支部例会,9日(土)に第206回 消化器内視鏡学会東北支部例会が開催されました.
内視鏡診療部から,部長の引地拓人以下,渡辺晃副部長,中村純助教,橋本陽助手が座長・演者として参加しました.
引地は,消化器内視鏡学会で一般演題の座長を担当したほか,日本消化器内視鏡学会東北支部の幹事ならびに両学会の支部評議員として参加しました. 渡辺は,両学会の支部評議員として参加し,消化器内視鏡学会のシンポジウム「消化管内視鏡診療の現状と課題~診断からサーベイランス・モニタリングまで~」で「併存疾患の治療を優先後にESDを施行された早期胃癌症例の検討」を発表しました. 中村は,両学会の支部評議員として参加し,消化器病学会で一般演題の座長を担当したほか,同学会のシンポジウム「消化器疾患の診断と治療戦略 消化管の部」において「食道アカラシアに対する経口内視鏡的筋層切開術(POEM)の有用性と安全性」を発表しました. 橋本は,消化器病学会のシンポジウム「消化器疾患の診断と治療戦略 消化管の部」で「化学放射線療法後の局所遺残・再発食道癌に対する光線力学療法(PDT)の現状」を発表しました.
内視鏡学会では上部消化管,消化器病学会では下部消化管におけるAI診断の今後の展望についての特別講演があり,今後の内視鏡医の役割について考えさせられる機会となりました.また,消化器病学会では,高い根治性と低侵襲を実現する腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)について理解を深めました.

会場ステージにて登壇中の様子。
会場ステージにて登壇中の様子。
会場ステージにて登壇中の様子。

GI week 2019(第15回日本消化管学会総会学術総会ならびに第12回日本カプセル内視鏡学会)

佐賀県佐賀市のホテルグランデはがくれにおいて,2019年2月1日から3日にかけGI week 2019が開催されました.
内視鏡診療部から,部長の引地拓人のほか,中村純助教,橋本陽助手が演者として参加しました.
中村は,日本消化管学会総会学術集会のシンポジウム1「胃癌死ゼロ、胃癌ゼロの近未来をめざして」において,シンポジストとして「福島市と川俣町における対策型胃がん検診の現状と将来展望」を発表しました. 橋本は,日本消化管学会総会学術集会の一般演題で「DOAC服用者における胃ESD後出血の検討~ワルファリン服用者との比較~」を発表しました. また,引地は日本消化管学会総会学術総会ならびに日本カプセル内視鏡学会の代議員会に出席しました.
学会では,小児のピロリ菌検診の現状や,ESDの標準化のための工夫,人工知能(AI)の消化器内視鏡診断への応用,次世代画像診断の開発など,最新の知見を勉強してきました.

GI week 2019会場ステージに登壇中の様子。

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