FUKUSHIMA MEDICAL UNIVERSITY
【2020年3月に退職、現在、大阪市立大学に勤務】
体育・スポーツにおいて,外部からの感覚情報に対して適切に体を動かせるようになることは動作の習得において重要な要素になります.この知覚-運動学習は,大脳皮質の運動関連領域だけでなく,高次脳機能に関わる前頭皮質や感覚領域,あるいは皮質下領域が作る複雑なネットワークの相互作用により達成されていると考えられます.現在は,このような学習に伴い生じるネットワークレベルでの可塑的変化のメカニズムに興味を持ち,脳機能イメージング法と電気生理学的手法を用いて解明したいと考えています.将来的には,体育・スポーツの現場で働く指導者や応用研究を行う研究者と協力しながら,基礎研究で得られた知見を社会に還元していきたいと考えています.