先輩研修医からのメッセージ

Message from senior

大学病院の「いいところ」って何だろう?

2年次臨床研修医 
岩本 真由子先生

大学病院の初期研修ってどんないいところ、よくないところがあるのかな?市中病院と比べてどんな違いがあるのかな?と思っている方はたくさんいると思います。昨今の福島県の流れでは、市中病院を希望する方も多いようですが、大学病院だっていいところはたくさんあります!
そこで福島県立医科大学の初期研修について、他県出身、他県の大学卒業生の私からですが、ちょこっとだけ皆様にお話したいと思います。
長々とお話しすると読んでもらえないかもしれませんので、以下簡単にまとめます。
「いいところ」
①   手技と自主勉強どちらもできる!(執刀できる機会もあるかも)
②   研修ローテーションは自分で自由に決められる!
③   多様な科が揃っている!
④   福利厚生、休日がしっかりある!
⑤   他大学からの研修医も多い!
⑥   専攻医(年齢の近い)先生が多く、学べることが多い!
⑦   自分の興味ある科はより深く学べる!
⑧   大学の様々な医局を見て3年目以降の進路を決められる!
⑨   たくさんの先生と仲良くなれる!

「ちょっといまいちかもしれないところ」
①   Commonな症例が少ない…→外部の市中病院も研修できるので大丈夫です!
②   お給料が少ない…→一般的な大学病院にしては少なくない!必要物品の補助金や日当直のご飯代、研修開始時のiPad mini支給等、他の面での支援も!
③   手技が少ない…→専攻医の先生や教えてくださる先生が多い分、逆にできることもあります!
それでも市中病院の初期研修に魅力があるのもわかります。実際、私も市中病院での研修も捨てがたく、大学病院とのたすきがけという選択をしました。たすきがけであれば、どちらのいいところも経験できるのではないでしょうか。
もしちょっとでも気になった方がいれば、実習や病院見学の際にぜひ研修医に声をかけてみてください!(勇気がいるかとは思いますが、研修医が大変喜びます。)
皆様の大事な初期研修選びに、少しでもいいヒントを与えることができれば幸いです。
それでは大学病院でお待ちしています!

沢山の経験が研修医を成長させてくれます

2年次臨床研修医 
矢部 秀尚先生

皆さんは研修病院をどのように選ぶでしょうか。福利厚生が手厚い病院、指導医からのフィードバックが多く、教育体制が整った病院など、様々な観点から研修病院を探し、自分に合った病院を選ぶことと思います。私の研修している福島県立医科大学附属病院には、他には無い強みがあります。それは、最高水準の医療体制のもとで、たくさんの症例に触れることができる、県内で唯一の大学病院であるという点です。プログラムも充実し、自分に沿った研修計画を立てることができます。大学病院での研修は、モチベーション次第で2年間を非常に有意義なものとすることができますが、受動的な研修になってしまうと貴重な経験を気付かずに素通りしてしまいます。自主自律の精神に基づき、計画的に研修を進めることができる方に向いている研修病院と言えるのではないでしょうか。
私はこの1年間でCommon Diseaseから希少疾患まで幅広く経験し、大学病院特有の高度な手技に立ち会う機会も多くありました。これらの経験は専攻医、更にその先でも非常に有意義なものになると考えています。難解な疾患に頭を悩ませることもありますが、指導医が多く教育体制が確立しているため、適切なフィードバックをいただけるのも魅力の一つと言えます。病院見学の際は、研修医に声をかけて、具体的な研修生活について聞いてみてくださいね。
私達と共に切磋琢磨し、医師としての素晴らしいスタートダッシュを切りませんか。

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