歯科口腔外科部長のメッセージ
平成18年度の歯科医師臨床研修の必修化に伴い当院では、歯科医師臨床研修管理委員会が中心になって研修歯科医の皆様が研修に専念できる環境を整えてまいりました。目標は、患者中心の全人的医療を理解し、すべての歯科医師に求められる基本的な診療能力(態度、技能および知識)を身に付け、生涯研修の第一歩となるようにとしました。研修期間は1年とし、福島県立医科大学附属病院を管理型臨床研修病院とし、当院で独自に作成したプログラムに基づいて臨床を中心とした研修を行います。この間、必要に応じて協力型(Ⅱ)臨床研修施設において随時研修を行うことも可能です。研修終了後歯科医師臨床研修管理委員会が研修手帳などで総合的な評価を行います。病院長に上申し、病院長は研修を終了したと認定された研修歯科医に対して、病院長名で歯科医師臨床研修修了認定証を授与します。
また、1年間の初期卒後臨床研修終了後、さらに1年間の歯科医師臨床研修アドバンスコースをもうけました。当院麻酔科(6ヶ月)と当院歯科口腔外科(6ヶ月)での研修です。これからの高齢者医療に十分に対応できる歯科医師が養成されると思います。
さらに、当院では、卒後研修終了後の専門医研修体制として平成17年度から、全国に先駆けて後期研修(専門医養成コース)制度をスタートさせました。専門医養成コースは、内科、外科を含め30のコースからなります。歯科医師は、口腔外科専門医コースがあります。また、専攻医は本学の大学院生の身分も兼ねることができ、専門医と博士号の取得が同時にできるようになっており、他の大学病院と比較しても特色のあるものとなっています。
私たちは、皆様が効率的に質の高い研修を提供できる体制が整ったと確信しております。皆様の研修を全面的にバックアップして参りますので、ぜひ多くの方々が当院での研修を希望していただきますようお誘いいたします。