福島県内には様々な研修施設があります。救急対応を多く経験できる施設、専門的な知識を深められる施設、福利厚生の充実した施設等、それぞれに魅力や特徴があります。福島県立医科大学附属病院の特徴としては、「様々な研修が柔軟に行える施設」だと私は考えております。
当院は県内唯一の大学病院であり、高度な医療体制の下で様々な疾患や病態に触れる機会が多くあります。診療科も幅広く揃っており、各科の知識を深めることは勿論、医局の雰囲気を知ることで3年目以降の進路を決める手助けになります。
ただ、Common Diseaseと遭遇する機会や、地域医療との密接な関わり等、市中病院ならではの魅力があるのも事実です。そのような場合は、研修先を大学の診療科だけでなく、市中病院から選ぶことも可能となっております。また、たすきがけプログラムを用いれば、2年間の初期臨床研修の内、1年間市中病院で研修を行うことが可能です。私もたすきがけプログラムに参加し、遭遇する疾患の違いなどを通じて、市中病院と大学病院それぞれの良い点に触れることができたと考えております。
このように、当院での研修は希望に応じて様々な形をとることができるため、きっと皆さんの望む研修が行えると思います。
初期研修について何か分からないことや聞きたいことがあれば、実習や見学中に見かけた研修医にぜひお声がけください。それでは、皆様にお会いできる日を楽しみにしています!