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お知らせ

2024.03.26
お知らせ

ハンズオントレーニングガイダンス開催いたしました!

日時:令和6年3月11日(月)13:00~17:00
会場:8号館2階 スキルラボベーシック
参加者:医学部1~3年8名 (内訳:東北医科薬科大3名(1年3名)、福島医大5名(2年2名、3年3名))
協力スタッフ:14名(ふくしま子ども・女性医療支援センター、産科婦人科学講座、小児科学講座、小児外科、 みらい棟3階東病棟、医療人育成・支援センター)

 

髙橋センター長より開催のあいさつ後、センターについて説明頂き、産婦人科・小児科・小児外科の先生方より各科の紹介をしていただきました。

 

実習体験
・糸結び、縫合結紮、切開法
持針器等を持ち縫合針を使って行いました。道具を使って縫うのは難しい・・・
色々な結び方を教えていただきよい機会でした。最初は苦戦していましたが、結び方のコツを教えてもらいながら上手に糸結びまでできるようになりました。

・分娩シミュレーション、妊婦体験
産科の助産師さんが優しくレクチャーしてくれました。分娩シミュレーターでは、分娩時に赤ちゃんがどのように骨盤を通って出てくるのかがよくわかり、座学で学んだことより実感を持って体験することができました。妊婦体験ジャケットを装着すると日常的な何気ない動作さえも大変で、妊婦さんの大変さがよくわかりました。世の中のお母さんたちを尊敬します。
赤ちゃんと同じくらいの重さの新生児模型を使って抱っこやおしめ交換の仕方も習いました。みんな自然と優しくなっていたわる様に接している姿が印象的でした。

・小児蘇生
人形を使って、様々な蘇生の手法や気管挿管などを学びました。二本指で蘇生するのはかなり指が辛かったです。大人向けの蘇生法は何度かやってきましたが、小児蘇生は初めてだったので、とても勉強になりました。

・小児縫合
初めて拡大鏡を装着しての実技。拡大鏡を付けて縫合すると裸眼で縫合するより格段と難しいと感じました。拡大鏡を使ったのが初めてだったのですごく楽しかったです。先生が糸を引っ張って下さったりしてとてもやり易かったです。

・胎児超音波/(腹腔鏡)
胎児超音波診断ファントムを使用して先生方が非常にわかりやすく教えてくださいました。妊婦さんのお腹に超音波を当て、赤ちゃんの様子を見ていきます。人体発生の講義を思い出しながら実習できました。心房・心室がはっきり見えて面白かったです。エコーを実際にやったことはなかったので、勉強になりました。腹腔鏡を使った際の遠近感の難しさを体感しました。画面を見ながらの手技はとても難しいと感じました。

最後に参加者からひと言ずつ感想。

本ガイダンスは、医学部低学年の学生さんに産婦人科と小児科、小児外科の紹介を兼ね、シミュレーター等を用いて実践的なことを体験することで、それぞれの科に興味を持ってもらい、将来的な産婦人科医と小児科医の増加につなげることを目的としています。
今回は、福島県医療人材対策室から福島県の修学資金を貸与されている県外の方へもお声かけをしていただき、宮城県の東北医科薬科大学から、3名の参加申込をいただきました。また、学内からは、2度目の参加の方もありました。無事開催出来ましたこと、関係者各位に御礼申し上げます。
参加いただいた学生さんたちからは、実習では経験できないような機器の操作を体験出来たり、手技が思ってた以上に難しかったりと、貴重な経験が出来た、産婦人科や小児科、小児外科に興味が湧いたという嬉しい感想をいただきました。新しい経験や新たな気づきなどの場となり、大変有意義なセミナーとなったのではないかと思っています。
スタッフとして参加した医師・教員も、学生さんたちの一生懸命に取り組む姿に元気をもらいました。
これからもこのような取り組みを企画していきたいと考えています。参加してくださった医学生のみなさん、御協力いただいた方々、ありがとうございました。