
(2024年10月~2025年9月 竹田綜合病院)
魅力的な会津若松にある竹田綜合病院での 研修医生活
私は昨年10月より、竹田綜合病院で専攻医として勤務しています。 竹田綜合病院は会津若松市で唯一、新生児科を有する病院であり、分娩件数も多く、ハイリスク分娩も経験できるため、非常に充実した研修環境です。加えて、婦人科症例も豊富なため、産科・婦人科の両分野をバランスよく学ぶことができます。
帝王切開の手技については、昭和医科大学病院とは異なる方法を学ぶ機会があり、新たな技術を習得してスキルアップにつながりました。最初は分娩対応の経験が少なく、わずかな変化にも不安を感じて焦ることがありましたが、多くの症例を経験する中で、自分の成長を実感しています。腹腔鏡下手術では、比較的容易な付属器切除から執刀させていただいており、手術中の技術指導に加え、術後管理や注意点についても上級医の先生方から丁寧にご指導いただいています。
現在は、専攻医2 名、指導医3 名の計5 名で、外来、病棟管理、分娩、手術、新生児管理まで幅広く担当しており、忙しくも充実した毎日を送っています。その一方で、地方の産婦人科医療の大変さも実感しています。経験や知識が足りずに戸惑う場面もありますが、そのような時は経験豊富な助産師さんや看護師さんに助けられ、地方医療におけるチームワークの重要性を改めて感じました。また、必ずしもガイドライン通りに診療できない場面もあり、地方ならではの医療の特性や文化にも触れることができています。
研修以外にも、竹田綜合病院での生活は魅力にあふれています。美しい自然に囲まれた会津の観光や、美味しい地元料理も楽しむことができ、日々の癒しとなっています。症例経験だけでなく、多くの学びと発見にあふれた竹田綜合病院での研修に、私は大変満足しています。ご興味のある方は、ぜひ一度見学にいらしてください。
