産婦人科医療の全ての分野で学びを深めることができる

私は 2020 年 10 月より、昭和大学産婦人科の専攻医地域研修として白河厚生総合病院産婦人科に勤務させていただいております。前任の専攻医より、当院は症例が豊富で経験をたくさん積むことができると聞いていたので、赴任するのがとても楽しみであり、実際勤務が始まってからは想像以上に多くの症例を経験させて頂いております。

当院の特徴として産婦人科は福島県立医科大学、東北大学、昭和大学から派遣されているため、同じ症例でも様々なアプローチ方法があることを学ぶことができます。例えば帝王切開術の場合、昭和大学では電気メスを用いて行いますが、当院では基本的に電気メスを用いないので、赴任した頃はメスやクーパーの使い方に四苦八苦した覚えがあります。また、腟式子宮全摘術や腟閉鎖術など当院に特徴的な手術もあり、今後の産婦人科医師人生に向けて貴重な経験を積ませて頂いております。更に、細分化の進む産婦人科医療において周産期・腫瘍・生殖医療全ての分野を学びつつ、地域の皆様の人生に寄り添えるよう日々過ごしています。

白河は、美味しい野菜や果物、お肉が豊富にあり自然にも恵まれており、高速道路や新幹線などが充実して交通の便がとてもよいところです。また、思っていたより雪が少なくて住みやすく、那須高原などの観光地も近いため休日は家族で出かけることができます。公私共に充実した研修に興味ある方は、是非一度見学にいらしてください。