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メッセージ

産婦人科専攻医
2023年 助手
神 季(じん とき)

産婦人科はやりがいに満ちた科です

産婦人科と聞くと、どんな科をイメージしますか?
お産を診る科、女性を診る科、給料が高い科、忙しい科、訴訟が多い科。確かにそうです。間違ってはいません。でも、実際に産婦人科医として働いてみると、そんな上辺のイメージは吹き飛ぶびます。私が一言で産婦人科を表すなら、「やりがいを感じやすい科」です。
産婦人科と一言でいっても、診療内容は様々です。妊娠、分娩の管理をする周産期、子宮や卵巣の腫瘍を診る婦人科腫瘍、新しい生命を産み出す生殖内分泌、ホルモンバランスの不調など女性特有の疾患を診る女性ヘルスケア。そのどの分野も、児を娩出して終わり、手術をして終わり、薬を出して終わり、というわけではありません。患者さんの年齢や背景や人生に求めているものによって、最適な治療法が大きく変わってくるのが、産婦人科の特徴の一つです。そのため、患者さん一人一人に向き合い、長期にわたって寄り添っていく必要があります。そうして、最適な治療法を見つけ出し、成功と呼べる結果が得られた時、感じるやりがいはひとしおです。
もしあなたが将来、病気を治すだけの医療ではなく、患者さんの人生に寄り添い、その人生を幸せにするための医療に携わりたいと思うのであれば、産婦人科はぴったりな科だと思います。ゆりかごから墓場まで、この言葉を本当に実感できるのは、産婦人科医になってからです。