英国サリー大学生理学教室 Christopher Fry教授 特別講義

クリス・フライ教授講演会 2013年8月9日

櫛田信博

8月9日に英国、ギルフォード市(ロンドン郊外)にあるサリー大学の クリス・フライ教授が当泌尿器科講座を御訪問され、講演会が開催されました。フライ 教授は電気生理学が御専門で、心臓および膀胱を中心に多数の研究をされております。最近では膀胱の筋繊維芽細胞や尿路上皮層の機能について精力的に御仕事をされており、排尿生理の分野ではとても御高名です。私、櫛田が2011年1月から2012年10月まで研究留学をさせていただいておりました。

今回は8月7、8日に旭川で開催された日本平滑筋学会に御参加後においで下さいました。フライ教授が福島にいらっしゃるのは2回目で、2007年10月に猪苗代で当講座が主催した、第14回日本排尿機能学会で御講演いただいて以来です。

フライ教授の御講演に先立ち、現在我々が行っている排尿機能分野の研究についてプレゼンテーションをさせていただきました。

右側に小島教授、左側にフライ教授が並ぶ写真。
小島教授と御一緒のフライ教授
プレゼンテーション中の様子。
プレゼンする赤井畑先生と秦先生

両先生とも素晴らしいプレゼンでした。フライ教授よりいろいろとアドバイスを頂くこともできて、これで8月末にバルセロナで行われる国際尿禁制学会での発表もばっちりですね。

フライ教授による御講演の様子。
フライ教授の御講演の様子
講演後に撮影した記念写真。
講演後、みんなで

講演のテーマは’Drug targets on the bladder mucosa for management of overactive bladder’ でした。頻尿で困っている患者さんの治療法についてで、主に膀胱粘膜層機能について新たな知見を加えてお話しいただきました。

講演会の後、我々の行きつけの料理店で歓迎会を行いました。フライ教授はお寿司も特に問題ないということで、純和風のお店で刺身や蟹などをお召し上がりいただきました。教授は話題も豊富で、研究以外にもイギリスのパブの事など楽しい話題で盛り上がりました。教授に日本食を堪能していただけたのでしたら幸いです。ちなみに学会のあった旭川では毎日ラーメンを食べたとのこと。「とてもおいしかったよ」とおっしゃっておりました。

フライ教授を囲んだ歓迎会の写真。
歓迎会

翌日は我が家へもお寄りいただきました。うちの息子は教授の大ファンで、フィギュアの恐竜のお土産を頂いて大喜びです。

櫛田家にお越しくださったフライ教授との記念写真。
当家で

1泊2日の短い時間でしたがとても楽しく過ごさせていただきました。また是非福島にいらしてただき、研究の御指導を受けることが出来たらと願っております。

ページの先頭へ戻る