電気刺激の活用
- 教授
- 横塚 美恵子
- よこづか みえこ
- 地域理学療法学、物理療法学、訪問リハビリテーション、電気刺激療法、足部形態
理学療法の術として、運動療法と物理療法があり、さらに物理療法の一つに電気刺激療法があります。“電気刺激”と聞きますと、“痛い” “怖い”など想像するかもしれません。授業で、はじめて電気刺激を経験する学生から、刺激に慣れていないことや、刺激強度を過度に強くするあまりに、悲鳴(?)が聞こえることがあります。しかし、電気刺激療法は、目的に応じた適切な刺激を生体に与えることにより、治療効果をもたらします。電気刺激の歴史は古く、ヒポクラテスの時代から用いられていたそうです。最近では、幅広い領域で適応と効果が報告されています。月経困難症に対して、仙骨孔直上の皮膚表面に電気刺激を行い、下腹部痛の緩和が認められました。
興味がある方は下記URLの論文をご覧ください。
Journal of Rehabilitation Medicine - Abstract - Analgesia by sacral surface electrical stimulation for primary dysmenorrhoea (medicaljournals.se)
https://www.medicaljournals.se/jrm/content/abstract/10.2340/20030711-1000027