小さくても大切な足のゆび
- 教授
- 横塚 美恵子
- よこづか みえこ
- 地域理学療法学、物理療法学、訪問リハビリテーション、電気刺激療法、足部形態
高齢者にとって足部の変形や痛みは、転倒の危険性を高めると報告されています。転倒は、寝たきりに繋がりかねないため、避けなければならない事故です。転倒の要因の一つである足部の変形に外反母趾(がいはんぼし:足の親指が人差し指の方に曲がっている状態)があり、年齢を重ねるとともに女性に多くみられます。若い女性であっても、外反母趾によって足趾把持力(そくしはじりょく:足の指で掴む力)や歩くときの足底の圧力に違いがあり、足趾把持力の強さと最大一歩幅(前に一歩踏み出す距離)には関係性が認められます。女性は靴の影響も受けやすく、若い頃から足部の変形に気を付けることが大切です。
興味がある方は下記URLの論文をご覧ください。
https://jfootankleres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13047-020-00411-1#citeas