夏は、夜。月のころはさらなり、闇もなほ・・・

最近日が長くなったなぁ、と感じたのも束の間、暦の上では夏至を過ぎましたので、次第に日照時間が短くなっていきますね。この数年、あっという間に季節が過ぎてゆきます。今年の梅雨入りは例年よりも遅く、かと思えば6月のうちにすでに30度を超える暑い日が続き、「四季」の感じ方が少しずつ変容していることを感じます。

先日、数年ぶりにホタルを見に行ってきました。ホタルを見ると思いだすタイトルの随筆が書かれたころの「夏」はどんな感じだったのでしょうか(今よりはきっと涼しいはず・・・)。季節の変化を表す二十四節気は、日本発祥ではありませんが、気温や日照の観点だけでなく、生き物・植物の様子を表したり、農作物の手入れの時期を示していたり、生活に寄り添い、季節の移り変わりと節目を伝える大切な目安として浸透していました。今では少しずつ時期がずれている感じもしますが、日本ならではの暦や季節を感じる時間を大切にしたいですね。

7月といえば、七夕もあります(仙台では旧暦に併せて8月ですが)。ロマンチックなイメージはいくつかの伝説に由来し、各地で様々な風習があります。七夕で願うのは、自身の努力で成し遂げられる夢や目標がよいそうです。今宵、皆さんの願いが叶いますように・・・。



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