医療現場を目の当たりにして

約1年前、初めて約1か月間入院をしました(附属病院ではないです)。入院の理由は腰痛で、寝返りをするだけで激痛が走り、最終的には自力で立ち上がることができなくなりました。腰痛の原因は血液検査、一般細菌検査、画像診断などの結果から、細菌による椎間関節の炎症でした。入院中は、医師や看護師をはじめ、本学保健科学部に関係する理学療法士、診療放射線技師、臨床検査技師と直接的または間接的にかかわる機会がありました。入院中に思ったことは、医療従事者と患者との意思の疎通の大切さでした。例えば、腰痛が思うように改善されない中でのリハビリでは、初めはあまり前向きではありませんでしたが、理学療法士の方との対話(最新のリハビリの話は興味がありました)や取り組みにより前向きになることができました。その結果、リハビリも良い方向にいったと思います。一方で、診療放射線技師の方がCTやMRIの画像撮影時に体勢を調整するためいきなり体を動かしたため、患部に激痛が走り、何度か気を失いそうになりました(撮影が恐怖でした)。撮影時のみという少ない時間で意思の疎通は難しいですが、事前に一声かけてもらいたかったと思いました(もちろん丁寧な方もいました)。そこで、医療従事者と患者との意思の疎通を図るためにはどうしたら良いのか?

今回、医師、看護師、理学療法士などの専門職によるチーム医療を初めて目の当たりにして、その重要性を感じました。チーム医療では医療従事者同士の意思の疎通も大切な要素ではないかと考えながら医療従事者の方を見ていました。

図は激痛を堪えながら撮影したCT画像のコピー。主治医の先生から、ペンで書き込みをしながら説明していただきました。専門的なことはわかりませんでしたが、椎間関節が炎症により溶けているとのこと。

CT画像に映る椎間関節の断面。炎症により変化が見られ、医師による説明が行われた。

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