合縁機縁―人生は偶然と選択の連続かなー
- 教授
- 義久 精臣
- よしひさ あきおみ
- 臨床生理検査学、内科学(一般内科、循環器、消化器、呼吸器)
臨床検査学科の義久と申します。今、進路に悩みながらホームページをご覧いただいている方もいるかと思います。人生の選択や節目に関連して、桑弧蓬矢、青雲之志、初志貫徹、貴貨可居、千載一隅、臨機応変、心機一転、生生流転、前程万里、前途洋洋など様々な格言があります。古来より、人生の岐路や変化に悩む瞬間の後押しをしたことばなのだと思います。私は、九州で生まれ、関東を経て、本学入学を機に初めて東北福島へ移り住み、早30年が立ち、この春、保健科学部の新入生を迎え、共に第一期生となりました。これまでの数十年、大小いろんな選択をしてきました。進路で学部選択に悩み、進学地では、東北・関東・九州などで悩みました。卒業後、一般内科全般を修め町のお医者さんになる気満々でしたが、大学病院などで診療に加え、様々なご縁にて、教育や研究に取り組むようになり、診療・教育・研究と3足のわらじを履くこととなりました。ちなみに教育や研究も最後は臨床に還元されていきますので、それぞれに魅力があります。振り返ると、同僚医師はもちろんのこと、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、管理栄養士など〇〇師や○○士といったさまざまな専門職の方々と共に診療や研究をさせて頂き、今回、その育成に関わる機会も頂きました。当初想像していた進路とは異なりますが、合縁機縁による好機到来と考え、日々楽しんでいます。医療系の進路を考えている皆さん、当初の思いもそしてその変化も大事かと思います。一方、石の上にも3年ともいいますので、きちんと腰を据えることも大事です(ちなみに本学部は4年間です)。是非、駅前キャンパスでお会いしましょう。
