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福島県立医科大学 トピックス

IgA抗体マスクを日本サッカー協会へ贈呈しました。

※IgA抗体マスク:IgA抗体を利用したウイルス吸着マスク(特許出願中)

令和3年9月22日(水)、本学は公益財団法人日本サッカー協会へ、本学医療-産業トランスレーショナルリサーチセンター(TRセンター)が開発したIgA抗体を含むウイルス吸着マスク試作品8,000枚を贈呈しました。
 Jヴィレッジで開催した贈呈式では、復興庁亀岡偉民副大臣がご臨席される中、竹之下誠一理事長兼学長より公益財団法人日本サッカー協会田嶋幸三会長へ目録を贈呈し、TRセンター高木基樹教授が陪席しました。
 贈呈に先立ち、竹之下誠一理事長兼学長は、「コロナ禍の厳しい状況の中、本学は大震災でご支援いただいた国内外の皆様への恩返しになればとの思いのもと、『ふくしまの抗体が世界を救う』を合言葉に抗体医薬に繋がる研究を推進してきた」「Jヴィレッジは、多くの選手や学生が集い、成長していく場としてサッカーの聖地であるとともに、震災後の福島の歩みに重なるまさに復興のシンボルであり、本学として、少しでもお役に立てられればと考え、IgA抗体マスクを日本サッカー協会にお贈りすることにした。」「今後も最先端の医学研究と医療関連産業の創出・集積等を通じ福島県の復興に貢献していく」と挨拶を述べました。田嶋幸三会長は、贈呈後の挨拶の中で、「マスクを活用して多くの人がスポーツを楽しめるようにする。Jヴィレッジに来る若い選手や日本代表に配るなど有効に使わせていただく」と述べられました。

TRセンターは、今後予定している「浜通りサテライト」開設による、研究成果を活用した浜通りの企業等への支援を通じ、浜通り地域の医薬品関連産業の集積・振興に貢献してまいります。そして、医薬品開発支援や、抗体薬および衛生用品の実用化について、引き続き研究・開発を進めてまいります。

IgA抗体マスク試作品贈呈の様子 左からTRセンター高木基樹教授、竹之下誠一理事長兼学長、公益財団法人日本サッカー協会田嶋幸三会長、復興庁亀岡偉民副大臣
IgA抗体マスク試作品とともに記念撮影 IgA抗体マスク試作品とともに記念撮影

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