自治医科大学 安齋 文弥
 私は2018年4月より、自治医科大学の分子病態研究センター 炎症・免疫研究部で各種研究の勉強させていただいております。当部門は新たな自然炎症経路である“インフラマソーム(Inflammasome)”を軸に、有効な治療法のない様々な疾患の病態を解明し、新たな治療法を開発することを目標に疾患横断的な研究を行っている研究室です。
 研究室のメンバーは高橋将文教授、講師1人、助教授2人、ポスドク2人、大学院生7人、技術職員5人から構成され、大学院生のうち2人はモンゴルからの留学生のため教室では英語での会話が飛び交っている環境です。私は今まで動物実験や細胞実験を医学部の実習以外で全くしたことがない、『実験初心者』の状態で国内留学を始めましたが、諸先生方が基礎から各種実験の方法をご教授してくださり、日々有意義な研究生活を送らせて頂いております。諸先生方は付きっきりで実験をご教授してくださることも多く、基本的な質問に関しても快く答えてくださるため、恵まれた環境で勉強させていただいていると日々感じております。
 今後はインフラマソーム構成因子のノックアウトマウスやコンディショナルノックアウトマウスを用いて心血管系疾患の病態解明や新規治療の糸口となるような研究ができればと思っております。最後になりましたがこのような機会を与えてくださった竹石恭知教授、医局員の皆さま、如山会の皆さま、炎症・免疫研究部の皆さまに厚く御礼を申し上げます。




心臓血管研究所付属病院 赤間 浄
 私は2017年4月より東京都港区にある心臓血管研究所付属病院に国内留学をさせていただいております。心臓血管研究所付属病院は病床数74床の循環器疾患専門病院(循環器内科・心臓血管外科)で循環器疾患の診断・治療に取り組んでいます。心血管カテーテル室は2室が連日全稼働しており、年間1000件の心臓カテーテル検査および600件のカテーテル治療を行っています。特に冠動脈疾患においては慢性完全閉塞病変(Chronic Total Occlusion: CTO)に対するインターベンションも積極的に行われ、国内トップレベルのカテーテル治療をまじかで学ぶことができます。
 心臓血管研究所付属病院での研修が始まり早くも半年がたとうとしています。最初は慣れない環境での研修に戸惑うこともありましたが、気さくな先輩方や同期にも支えられ多くのことを学べるように毎日を大切に過ごし、福島の医療に少しでもお役に立てればと思っています。最後にこのような機会を与えてくださった竹石教授はじめ、医局の先生方、如山会の先生方に厚く御礼申し上げます。




榊原記念病院 武藤 雄紀
 私は2017年4月より東京都府中市にある日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院に国内留学させて頂いております。榊原記念病院は循環器専門病院であり、循環器内科は約40名体制で循環器疾患の診断・治療を中心に取り組んでいます。CCU(coronary care unit)症例数、急性心筋梗塞の患者数は、東京都CCUネットワークにおける医療機関の中でも最多となっています。心血管カテーテル室は3室が全稼働し、隣接するハイブリッド手術室では主に経カテーテル大動脈弁植込み術(Transcatheter aortic valve implantation: TAVI)が行われており、年間1000例を超えるカテ―テル・インターベンションが実施されています。
  病院の特徴として近年はハイリスク大動脈弁狭窄症へのTAVI、僧帽弁狭窄症への経皮経静脈的僧帽弁交連切開術(Percutaneous Transvenous Mitral Commissurotomy: PTMC)、閉塞性肥大型心筋症への経皮的中隔心筋焼灼術(Percutaneous transluminal septal myocardial ablation: PTSMA)、心房中隔欠損症へのカテーテル治療などStructural Heart Diseaseへのインターベンション治療が盛んに行われています。特にTAVIやPTSMA症例が多く、私も主治医として、またハートチームの一員として治療適応や心エコー、心臓形態CT、MRIなどの画像診断、実際の手技、治療における合併症への対応について学びながら少しずつ経験を積ませて頂いております。
 最初は新しい環境に慣れるのに必死で瞬く間に日々が過ぎましたが、まわりの方の支えもあり、充実した生活を送っています。患者様と真摯に向き合い一日一日を大切にしながらしっかりと学び、福島の医療に貢献できればと思っております。最後になりましたが、このような機会を与えて頂きました竹石教授、医局の先生方、如山会の先生方には改めて厚く御礼申し上げます。