自分にとって都合の良い距離ばかりじゃない
- 教授
- 加藤 貴弘
- かとう たかひろ
- 放射線治療技術、放射線治療品質管理、粒子線治療、放射線管理
運動不足の解消にと福島駅前キャンパスの研究室のある8階まで階段を使ったりしていますが、最近は4階あたりで挫折して途中からエレベータを利用している有様です。
そんな私も20代までは格闘技をやっていましてプロテインを飲んでウェイトトレーニングも行うなど結構本気モードでやっていました(自宅にはマイベンチプレス、マイサンドバッグも標準装備していました)。格闘技には打撃系と組技系があるのですが、前者の場合、相手との距離感が重要になります。いかに自分の距離で闘うか、ということがポイントになってくるわけですが、相手がいるわけですので常に自分の距離に確実に持ち込めるわけではなく、時に相手の距離での闘いを強いられることもあります。そんな不利な状況下においても何とか凌いで判定でもいいので勝利をもぎ取れる、それが真のチャンピオンなのかもしれません。
長い人生、自分にとって都合の良い距離(環境)ばかりではありません。むしろそうでないことが大半でしょう。そんな時は不利な環境を嘆くのではなく、その中で何ができるかが問われているのだと考え、出来る範囲で出来ることをやる。格闘技を通してそんなことを教えられた気がしています。
写真:光が丘キャンパスから臨む新緑の季節
