放射線治療、それは福島復興のモニュメント!
- 教授
- 加藤 貴弘
- かとう たかひろ
- 放射線治療技術、放射線治療品質管理、粒子線治療、放射線管理
東日本大震災から10年。放射線治療のプロの技術者として果たして何ができるのか、自問自答してきました。2012年には福島県復興事業の一つとして次世代の放射線治療といわれる『ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)』の実用化プロジェクトが始まり、昨年、8年に及ぶ関係者の努力の末、世界で初めてBNCTの一般診療化が、ここ福島の地で実現しました。
“放射線で与えられた福島の負のイメージは、放射線の究極の平和利用である放射線治療で払拭する!”そんな強い想いで復興プロジェクトの中心メンバーとして尽力してきました。
福島県内には放射線治療施設が11施設あり、放射線治療装置のバリエーションも豊富です。“福島を放射線治療のメッカに!”そんな想いを胸にこれまで以上に教育・研究・臨床に励んでいきたいと思っています。
福島の地で放射線治療に携わることの意義は計り知れないものがあります。そしてその足跡こそが福島復興のモニュメントになる、そう信じています。
福島で一緒に放射線治療やりませんか?
写真:“保健科学部開設夜明け前”イメージ図
