地域とつながる生活機能測定会プロジェクト

 本学保健科学部(理学療法学科、作業療法学科、臨床検査学科)では、2022年より福島県内の3地域と連携し、高齢者の健康維持と学生の学びを支援する取り組みを進めています。

 「生活機能測定会」では、地域在住高齢者を対象に、身体の動きや転倒リスク、フレイルの有無などを評価し、健康維持のためのアドバイスや運動指導を行っています。この取り組みは、大学生にとっても地域住民との貴重な交流の場となり、フィールドワークや卒業研究のテーマにもつながっています。測定項目は、筋力・歩行などの運動機能、舌や口唇の口腔機能、認知・精神機能、社会参加の程度、血管年齢、体組成分析など多岐にわたります。これらの結果をもとに参加者へフィードバックを行い、学生や教員は介護予防研究へ活用し、フレイルリスクの早期発見・改善を目指しています。

 福島市(アオウゼ主催)の測定会は、毎年3月に生活機能測定会を開催している他、今年度は「フレイル予報」イベントを実施し、教員による専門分野に基づいた講演や測定ブースの紹介も行っています。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。これらの取り組みが、地域のフレイル予防と健康寿命の延伸につながることを期待しています。

 ※写真は、2025年8月に開催されました「鏡石町高齢者のための体力測定会」の様子と「かがみいし2025田んぼアート シンデレラ」になります。

福島駅前通りの2017年8月の風景と現在の様子を比較した写真。上部には昔の建物、下部には新しいビルが映る。

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