臨床実習
- 助教
- 三橋 佑平
- みつはし ゆうへい
- 心臓リハビリテーション、整形外科領域作業療法(ハンドセラピィ、肩関節、股関節)、心理・QOL
医療系の大学や専門学校の学生には、臨床実習というものがあります。養成校によって多少の違いはありますが、作業療法系の専攻では長いもので2か月程度にわたり、ご協力いただいている病院や施設に通い、課題に取り組みながら様々な体験をさせていただきます。
私も学生の頃、青森県の病院と北海道の病院で実習を経験しました。人と接する職業の難しさとやりがいを学びました。大げさかもしれませんが、「作業療法士になるかどうか」を改めて考えるきっかけになりましたし、「どんな作業療法士になりたいか」「どう働いていきたいか」を考えたことは、今も対象者の方に向き合う際のベースになっていると感じます。
作業療法学生にはよくある話ですが、実習に行った分野に興味を持つことが少なくありません。私も例に漏れず、最後に行った精神科病院での実習が強く心に残り、精神科作業療法士になろうと考えました。その後、色々悩んだ末に、最終的には整形外科や内部障害といったいわゆる身体障害分野を主とする病院に就職しましたが、この分野でも患者さんの心や思いに目を向けることがとても重要だと考えるようになったのは、この経験によるものだと思います。
作業療法という分野はとても広がりがあります。皆さんが考える作業療法士のイメージはどんな仕事ですか?作業療法士の仕事に「こういうこともあるんだ」と新しい発見をしていただけたら嬉しいです。ぜひ一度、作業療法について調べてみてください。
