チーム医療と作業療法士

最近、チーム医療、多職種連携といった言葉を耳にすることが多くなりました。チーム医療とは、医療の専門職がそれぞれの知識と経験を活かし、情報を共有して連携・補完しあいながら、患者さんとともにその人らしい生活を実現するための医療です。

福島県立医科大学では医療系総合大学の特色を生かし、医学部、看護学部、保健科学部の3学部合同によるチーム医療の演習が行われます。提示された症例をもとに、必要と思われる検査、治療やケアに関して3学部の学生がそれぞれの立場から活発に意見を述べます。皆で協力しながら、治療やケアの方向性を決めていく過程は、学生が他の医療職の仕事の内容を知る良い機会にもなります。

作業療法はリハビリテーションを通して、患者さんの心理社会面にもアプローチし、その人らしい生活の実現を目指します。長い経過をたどる慢性の病気や障がいをもつ人を支えるチーム医療の中で、作業療法士は要となる存在です。福島県立医科大学では、チーム医療でも活躍できる作業療法士の育成に力をいれています。

医療チームのメンバーが集まり、患者を支える様子を描いたイラスト。

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