がん看護学領域

がん看護学領域では、がんと診断された時から終末期まで、また、さまざまな場所で療養しているがん体験者とその家族が抱える健康問題を解決するための看護実践の基盤となる理論や概念、病態や治療に関する最新の知見を学び、看護ケアの質の向上につながる看護実践について探求することを目指しています。

コースの選択

研究コースがあります。
また、がん看護専門看護師コース(38単位)があり、県内の病院等と連携しながら、高度な専門知識・技術と卓越した実践能力を持つ看護専門職としてのがん看護専門看護師の育成を行なっています。

がん専門看護師コース修了生の進路

本学のがん看護専門看護師コースの修了者は 日本看護協会 の専門看護師資格試験(※) に合格し、それぞれの施設でがん看護専門看護師として活躍しています。

(公社)日本看護協会HP

担当教員と最近の研究課題

佐藤 菜保子(教授)

本領域修了生の研究課題の例

(令和元年度以前)

  • がん告知を受けた患者の配偶者が歩む体験:がん告知前から告知後に至る体験の意味
  • 自己否定的感情を表出するがん患者への新人看護師の感情と対応
  • 尿路変更術を受けた膀胱がん体験者のたどる心理的プロセス
  • 壮年期乳がん患者が病気に関する情報を子どもへ伝えていく中での思い
  • 緩和ケア病棟に勤務する看護師が患者の死と向き合っていくための手がかり
  • 日本の専門看護師が役割を獲得するまでの内面的成長プロセス
  • 終末期がん患者・家族の療養の場の意思決定支援:がん診療連携拠点病院の病棟看護師に焦点を当てて
  • 終末期がん看護に携わる看護師が体験するジレンマについての検討
  • 蘇生処置を行わないこと(DNAR)の意思表示のある終末期がん患者の臨死時に救急車要請となる理由
  • 救急救命士へのインタビューから把握したこと
  • 独居終末期がん患者の療養生活を支える訪問看護師の看護実践
  • 就労がん患者とその家族に対して看護師が行う日常生活に関する情報提供の実態
  • 治療期がん患者に対応する看護師のコミュニケーションスキルとがん患者の治療選択における意思決定支援の関連
  • 外来薬物療法を受ける高齢消化器がん患者のフレイルに関連する要因

東北次世代がんプロ養成プラン

東北がんプロフェッショナル養成プランは、がん対策の一層の充実を図るため、若い人材を啓発し、専門資格取得のために必要な学識・技能習得させ、学際的かつ総合的な臨床研究推進能力を有したがん専門医療者を養成する大学・地域一体の包括的教育プログラムです。

当領域では以下のコースが履修可能です。

コメディカルのためのがん医療専門職養成コース

研修会等ご案内

お問い合わせ先 : 教育研修支援課
看護学部 教務係
電話 (024) 547-1806(直通)/ 内線:5110
FAX (024) 547-1984
Eメール kyoumu2@fmu.ac.jp
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