2014年6月8日

《講義》 急性被ばく症候群と放射線事故の歴史

講師:吉田 浩二

講義中の男性がプレゼンテーションを行い、聴衆が座っている教室の様子。

急性放射性症候群の概説と、これまでの放射線事故(スリーマイル島、ハンフォード、JCO臨界事故等)の事例に関する講義

感想等(抜粋)

急性放射線障害は、命の危機と隣り合わせであり、状況を聞いただけでおおよその線量を把握したり今後予測される事象を理解した上で医療者として関わる必要がある。また、放射線事故が世界を通して多いので、放射線事故を予防するためにどのような対策を取る必要があるのか考えることも大切だと思う。

《実習》 被ばく・汚染傷病者受入実習

講師:佐藤 久志 (放射線災害医療センター)・熊谷 敦史・安井 清孝・吉田 浩二

被ばく・汚染傷病者医療対応実習。第一報を得て、直ちにチーム編成と対応内容のブリーフィングを行った後に二班に分かれ対応。一例目は歩行可能な下腿汚染者、二例目は汚染を伴う下腿開放骨折とし、情報収集、防護服着用、汚染拡大防止、汚染患者救急対応を実践。

医療研修中の学生たちが、作業服を着て実習に取り組んでいる様子。
医療現場での訓練中、白い防護服を着た医療スタッフが人形を扱っている様子。

感想等(抜粋)

実際に被ばく医療が行われている現場で学べて、大変印象深かった。机上演習では分からなかった実際の様子を少しでも実感することができてよかった。客観的に見たり考えたりしたらできることが、実際に自分がその場に立ったときにはなかなかそのようには動くことができない。特に放射線に対する意識は抜けやすい。知識をしっかりと持ち、技術を磨くことが必要であると思った。

《修了式》

修了証書授与:大津留 晶

福島県立医科大学での表彰式の様子。受賞者が証書を受け取る瞬間を捉えた写真。
医療施設内での説明会の様子。スーツを着た男性が話し、座っている人々が聴いている。

最後に、このセミナーへ参加しての全体のご意見・ご感想を伺いました。(抜粋)

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