2014年6月5日

《開講式》 自己紹介・アイスブレイク・オリエンテーション・プレテスト

災害医療総合学習センター長 大津留 晶による挨拶後、プレテスト。

《講義》 急性期原子力災害医療対応の現実

講師:長谷川 有史(放射線災害医療センター)

震災時の救急医療についての講義を受ける参加者たちが、スクリーンを見つめている様子。

震災時の救急医療現場の混乱とその原因、緊急被ばく医療体制の再構築のための整備及び教育について、講師自らの体験に基づいて伝える

感想等(抜粋)

当時のあわただしい現場の状況が伝わりました。病院力の低下に加え人間力の低下が起こったこと、様々な支援と時間により肝を据えるに至った様子に、現場を体験した人の強さを感じました。各医療機関において、原発事故(だけでなくすべての災害)は起こるものとしての学習と対策が必要と再認識できました。

《ワークショップ》 福島原発事故がもたらした問題を考える

講師:熊谷 敦史・安井 清孝・吉田 浩二

福島県立医科大学でのブレインストーミングセッション、講師がホワイトボードを指し示しながら議論を促進している様子。

講習前に、自身の体験やeラーニングをもとに、学習者が主体的に福島の災害後の問題点を抽出し議論するブレインストーミング

感想等(抜粋)

実際に何が問題なのか、自分だけの見解のみで改めて考えたことがなかったため、KJ法を用いてほかの意見を聞くことは、大変学びになり改めて問題を浮き彫りにしそれをどのように今後につなげていけばよいのかいい学びになった。

《講義》 放射線の基礎知識・放射線災害事故後の福島の現状(1)

講師:熊谷 敦史

福島県立医科大学の教室で、講師がスライドを指し示しながら説明している様子。受講者が座って聴講している。

東日本大震災における複合災害の概要、住民避難に伴う問題点に引き続き、原爆被爆者やチェルノブイリ事故から得られた放射線の健康影響に関する知見の概説、さらに福島の現状(環境中の放射性物質、住民の被ばく量等)に関するデータの紹介と解説

感想等(抜粋)

講義の内容はとても要点をついた内容になっていてわかりやすかった。そして実際に原発事故でどのような流れで対処するのか、詳しく学ぶことができた。原発で人体や自然に与える影響も詳細にわたって学ぶことができたと思う。

《実習》 放射線測定(屋内、線源、野外)、体表面スクリーニング、霧箱実験

講師:安井 清孝・熊谷 敦史・吉田 浩二

室内放射線測定実験にて距離・時間・遮蔽の効果を確認し、大学敷地内の環境放射線測定と、表面汚染密度の評価を行った。霧箱実験では、モナズ石(トリウム含有)によるアルファ線の飛跡を確認した。

医療の研修中、男性講師が女性受講者に機器の操作を説明している様子。テーブル上には医療機器や資料が並んでいる。
医療技術の実習中、白衣を着た学生が相互に器具を使っている様子。

感想等(抜粋)

操作の仕方、放射線の違いによる機器の違いなどとても解りやすかったです。体育館の所で5μSv/h位あったのには驚きました。

《講義》 内部被ばくについての考察

講師:宮崎 真(放射線災害医療センター)

医療に関する講義を受ける参加者たちが、講師の話を真剣に聞いている教室の様子。

食品中の放射性物質の計測結果、ひらた中央病院や三春町での内部被ばく検査(WBC)の実態の紹介と考察

感想等(抜粋)

食べ物の安全性について実践的な考え方がわかってよかった。巷でまことしやかに言われていることがどうおかしいのか、という点がクリアだったと思います。

《ポストテストと解説》

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