2015年10月4日

《講義》 急性被ばく症候群と放射線事故の歴史

講師:吉田 浩二

講義中の男性が手を挙げて質問をしている様子。背景にはスライドが映し出されている。

急性放射性症候群についての概説と、過去の放射線事故(スリーマイル島事故、ゴイアニア事故、JCO臨界事故等)の事例に関する講義。

感想等(抜粋)

高線量被ばくによる前駆症状から被ばく線量を推定できることは、治療の早期判断や救急対応に期待できるため知識の習得のみならず、フィジカルアセスメン力も鍛えなければならないと感じた。放射線事故の歴史に関しては、日本での事故が意外と多いことがわかった。原発を多く抱える日本にとって、今後ますます被ばく医療について考えていく必要があると感じた。

《実習》 被ばく・汚染傷病者受入実習

講師:熊谷 敦史・安井 清孝・吉田 浩二

被ばく・汚染傷病者医療対応実習。住民体表面スクリーニングに加え、被ばく汚染傷病者受入実習との2部構成とし、3班に分けての実習。

医療用防護服を着たスタッフが、検査を受ける男性に対して手続きを行っている様子。
医療現場での手術中の様子。医療従事者が防護服を着用し、患者の治療にあたっている。

感想等(抜粋)

高線量の救急対応をした事がなく、イメージとしてなかなか湧きにくいところがあったが、実際は考えているよりも難しい判断の連続だな、と感じた。私は手術室勤務や救急外来業務を長い間してきたが、患者さんの状態がまず優先である事を被ばくや汚染がある事でついつい忘れがちになりそうだと思った。大変興味深い実習だった。

《修了式》

修了証書授与 : 大津留 晶

最後に、このセミナーへ参加しての全体のご意見・ご感想を伺いました。(抜粋)

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