2015年7月17日

《視察》 被災地視察(楢葉町・富岡町等)

楢葉町、富岡町、南相馬市、飯舘村の現地にて地震・津波と原発事故による被災と避難の現状を視察。

福島県立医科大学の前で、二人の男性が指を指しながら話している様子。周囲には花や飲料が供えられている。
福島県の街角にある、崩れた建物と人々が写る風景。

感想等(抜粋)

飯舘村から空間線量が上がり始め、ホットスポットを実感しながら原野と化した農地に無情感を憶えました。初めて津波被災地を見学しました。壊れた家、車、駅など、今だに残っていることに衝撃を受けました。土のうコンポ量を見て、汚染範囲の広さと復興への道程がまだまだであることを実感しました。

《講義》 双葉消防の活動

講師:双葉地方広域市町村圏組合消防本部

消防士が講話を行い、聴衆が真剣に聞き入っている様子。背景には消防関連の資料が掲示されている。

地震災直後の対応・警察等が避難をする中にあって消防のみが現地に留まる決断に至る経緯や、その後長期にわたる捜索活動等を含め、現地消防活動の実態と苦悩についての講話。

感想等(抜粋)

発災時から現在までの消防職員の活動状況を克明に提示された。連絡網寸前の中での初期活動の困難さや、約1ヵ月後からの行方不明者捜索活動状況など、TV等では絶対報道されない場面を見せていただいた。これらは全国どこでも起こりうることで、帰職後、自施設にフィードバックしたい。

《よろず健康相談の様子》

結果返却会  

身体症状に関する相談 7件
医療に関する相談を行う人々が集まる福島県立医科大学のイベントの様子。
医療に関する活動を行う人々が集まり、書類に記入している様子。背景には医療機器が見える。
地域の健康相談会で、医療スタッフが高齢者にアドバイスを行っている様子。
医療相談を受ける高齢者と医療スタッフが対話している様子。背景には他の参加者がいる。

感想等(抜粋)

私の担当した方は、明るく、何もストレスなどがないように感じた。しかし、後でよく話してみると、実家を離れ、家族と離散し、一人暮らし、健康の不安も高齢なのでもちろんあるといった状況であった。しかし、彼女はこの部落(本人談)は、近くに住んでいた人々が多く。ばらばらの寄せ集めで住んでいる復興住宅もあり、その人たちに比べると“まだ自分は幸せ”と話す。もともとの性格だから今があるのか、このように考えないとやっていけなかったのかはわからないが、“いろいろな思いをした”の一言に気持ちがこもっていた。

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