2014年11月7日

《よろず健康相談の様子》

集団健診受診者235名中よろず健康相談者8名

※主な相談内容(重複有り)

放射線影響に関する相談 1名
身体症状に関する相談 5件
心に関する相談 2件
医療に関する会議を行っている福島県立医科大学の学生たちが、資料を見ながら意見を交わしている様子。
医療相談を行う福島県立医科大学の職員と患者の様子。窓の外には車が見える。
福島県立医科大学のイベントで、参加者に資料を配布する男性とそれを見守る女性。背景には多くの人々が集まっている。
医療に関する話し合いを行う福島県立医科大学の学生たち。

感想等(抜粋)

検診者の受付をした際、表情が 硬い方、不自然な笑顔の方などいて、災害の爪痕が残っているのを濃厚に感じました。何もできないかと思いましたが、中には傾聴だけでも表情が変わる方もいて、微力ながらできることもあると分かりました。

《講義》 双葉消防の活動

講師:双葉地方広域市町村圏組合消防本部

地震災害に関する講話を行う消防士が、聴衆に向かって話している様子。

地震災直後の対応・警察等が避難をする中にあって消防のみが現地に留まる決断に至る経緯や、その後長期にわたる捜索活動等を含め、現地消防活動の実態と苦悩についての講話。

感想等(抜粋)

貴重な話でした。災害後多くの派遣支援が入りましたが、やはりどこかで私たちは守られている環境化で活動していました。しかし、双葉消防の方は守ってくれる環境もなく、本来守りたい家族も守れず消防という自分のプロフェッショナル魂で必死に活動されていた事は大きな違いだと思います。そして、私がはっとさせられた言葉が、『厳しい訓練を積み重ねてきたが、必ず最後はハッピーで終わる。だからこそ、過信しすぎた所があった』との言葉に、施設でも避難訓練など行っているが、必ず無事に避難できたところで終了している。自分の頭で考え仲間と協力し合いながら問題解決していく事の重要さを知らされました。

《視察》 被災地視察(楢葉町・富岡町)

原発事故の旧前線拠点であったJヴィレッジを経て、旧警戒区域内の楢葉町と富岡町及び開通したばかりの国道6号線を通り南相馬市、飯舘村内の地震・津波被災地域を見学

福島県の海岸線に沿った工業地帯の風景、遠くに煙突のある施設が見える。
立入禁止の看板がある荒れた駅の跡地、周囲には雑草が生い茂っている。

感想等(抜粋)

3年たっても手つかずのところを見ると、復興ってなんなんだろうとあらためて感じました。TVで知っていたつもりでも実際をみると、避難者の悲しみ、苦労が、自分では計り知れない怖さを痛感しました。6号線が通れるようになっても、建物が両サイドにあるのに、あかりがなく、暗闇の道路が今回の大震災・原発事故の爪痕なんだと、怖さを知りました。複雑な気持ちですが、見学できてとても勉強になりました。

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