2014年11月6日

《開講式》 自己紹介・アイスブレイク・オリエンテーション・プレテスト

災害医療総合学習センターでの開講式、講師が参加者に向けて挨拶している様子。

災害医療総合学習センター長 大津留 晶による挨拶後、プレテスト。

《ワークショップ》 福島原発事故がもたらした問題を考える

講師:熊谷 敦史・安井 清孝・吉田 浩二

講習前に、自身の体験やeラーニングをもとに、学習者が主体的に福島の災害後の問題点を抽出し議論するブレインストーミング

医療に関するワークショップで、参加者がテーブルを囲んで議論している様子。
講義中の女性がホワイトボードを指し示しながら説明している様子。背景には参加者がいる。

感想等(抜粋)

福島は放射線問題が中心になっており、私たちも福島=放射線という意識が強いです。しかし、KJ法を活用し福島の諸問題を図式化したことで、地震による影響と津波による影響の3つの問題があることを再認識できました。よって、3つの面からもう一度福島の問題を考える事ができました。また、初めにグループワークをした事で、参加した研修生と話しやすくなりました。

《講義》 福島の震災

講師:熊谷 敦史

講演中の男性が手にペンを持ち、背景には発電システムの図が描かれたスライドが映し出されています。

東日本大震災における複合災害の概要、住民避難に伴う問題点の考察

感想等(抜粋)

原発の構造の基本から、なぜ事故につながったのかを改めて知ることができました。なぜ事故が起こったのかは、今後の日本中の問題でもあります。次に事故が起こったら、自分の住む地域が関わることになったら、と様々考えさせられました。

《講義》 福島における放射線リスク(1・2・3)

講師:熊谷 敦史

福島県立医科大学での講演中、マイクを持って話す男性の姿。

原爆被爆者やチェルノブイリ事故から得られた放射線の健康影響に関する知見の概説、さらに福島の現状(住民の被ばく量や環境や食品の汚染状況)に関するデータの紹介と解説を含め、福島における健康リスクを考察する

感想等(抜粋)

福島における放射線リスクについて知識を深めることができた。福島第一原発事故後、放射線への不安を訴える人が増えたが、今回の学びを活かし、正しい知識の提供ができたらよいと思う。

《実習》 放射線測定(屋内、線源、野外)、体表面スクリーニング、霧箱実験

講師:大葉 隆(放射線健康管理学講座)・安井 清孝・熊谷 敦史・吉田 浩二

室内放射線測定実験にて距離・時間・遮蔽の効果を確認し、大学敷地内の環境放射線測定と、表面汚染密度の評価を行った。霧箱実験では、モナズ石(トリウム含有)によるアルファ線の飛跡を確認した。

医師が学生に対して医療に関する説明を行っている様子。テーブルには資料や器具が並んでいる。
医療に関する研修で、参加者が実践的なスキルを学んでいる様子。

感想等(抜粋)

サーベイメーターの違いと測定が理解できた。場所によってこんなに違うのがわかり、除染の大切さが改めて理解できた。実験で目に見れないものがみえるとわかりやすい。

《講義》 福島めばえ幼稚園における震災と取り組み

講師:伊藤 ちはる(福島めばえ幼稚園教員)

講演を行う女性がマイクを持ち、パソコンの前で話している様子。背景には会議室の一部が見える。

震災後、現在に至るまでの経験と放射線被ばくへの対策等に関する概説に加え、震災後の保護者の要望、様々な制限かでの園児の成長と保育上の課題を年次毎にわかりやすく紹介し、保育のあり方をも考察する内容

感想等(抜粋)

色々と災害について話を聞く機会はありましたが、このような視点からは初めての話でした。聞く事が出来て本当に良かったです。保育園の先生だからこそ気づけた子供と保護者の問題点だと思います。子供の成長段階がどれだけ環境や家庭に影響するのかが明らかにはっきりしており驚きました。子供や保護者と関わるときには、今後は是非見る視点を参考にしていきたいと思います。

《演習》 よろず健康相談演習・事前説明

講師:安井 清孝

室内放射線測定実験にて距離・時間・遮蔽の効果を確認し、大学敷地内の環境放射線測定と、表面汚染密度の評価を行った。霧箱実験では、モナズ石(トリウム含有)によるアルファ線の飛跡を確認した。

講義中の男性がホワイトボードを指し示し、参加者が聴いている様子。
学生と教員が会話を交わしながら、メモを取る様子が写った会議室の風景。

感想等(抜粋)

問診を行い、実際に相談を受ける演習をした。具体的な指導の難しさ、専門的な指導(放射線量の対応について)の難しさを実感した。自分の知識、コミュニケーション能力も持ち合わせてないといけないと思った。

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