2013年8月26日

《講義・ディスカッション》 福島医大での震災患者対応念

講師:長谷川 有史(救急医療学講座)

感想等(抜粋)

原発事故当日に先生方が必死で対応に当たられたことや、自分たちと同じ実習生が活躍したことがわかり、とても記憶に残る講義でした。病院に残るかどうかの選択を迫られたときの先生の心情や、スタッフの方々の様子など、ほかのメディアでは知れないような、現場の様子をお話しいただき、現実の災害現場ではどのような事態になるのか知ることができました。飾り立てない先生の人間味あふれるお言葉が印象的でした。

《講義》 福島の震災ではどのようなことがあったのか

講師:熊谷 敦史

地震や津波についての講義を行う講師と受講生たちがいる教室の様子。

地震・津波・原発事故の概略と避難

感想等(抜粋)

原発事故による放射性物質の拡散の地域による差の原因や、事故後の住民の混乱・不安、医療現場の困難さ、といったことを1つ1つ話してくださったのでとても分かりやすかったです。

《講義》 放射線基礎

講師:熊谷 敦史

放射線に関する講義を行う男性とスクリーンに表示された情報。
  • 放射線とは
  • 身の回りの放射線
  • 健康影響の概説

感想等(抜粋)

大学の看護の授業の中でも、放射線のことは軽く扱っただけだったので、改めて放射能、放射線について理解を深めることができた。放射線の発がんリスクと日常生活での発がんリスクの比較はとても印象に残っており、住民の方々にも知って頂きたい情報だと感じた。

《講義》 福島の食品放射能検査、内部被ばく検査、甲状腺検査の結果と今後

講師:熊谷 敦史

感想等(抜粋)

福島の生活環境が現実のところどのように影響されているのかをよく知ることができました。 スクリーニング効果で有病率が上がる現象などについては、山下先生からも教わっていたので、内容が程よくリンクしていてわかりやすかったです。

《講義》 震災後の心のケア、支援者のケア、避難者のメンタルヘルス

講師:本谷 亮 (医療人育成・支援センター)

医師がプレゼンテーションを行い、背景には医療関連の画像が映し出されている様子。
医療に関する講義を行う医師が、スライドを指し示しながら説明している様子。

感想等(抜粋)

被災者の方への寄り添い方から丁寧に講義していただき、役立つ内容でした。 東電関係者や賠償金受給者に対するやっかみから人間関係のトラブルが起きていたり、仮設住宅でパトロールがなされているなど、「人災」と呼ばれるこの災害の一面を学ぶことができたと思います。

《実習》 放射線測定実習

講師:熊谷 敦史・安井 清孝

医療機器のデモンストレーションを行う講師と参加者の様子。福島県立医科大学の教育現場。
医療実習中の学生たちが、患者役の男性に対して聴診器を使って診察を行っている様子。

感想等(抜粋)

シチュエーションの設定や小道具がよく準備されていて、放射線について体験型で学ぶことができました。 座学よりも頭によく入り、充実した講義でした。放射線を実際に目で見ることができるとは知らなかったので、大変興味深かったです。

《実習》 フィールド測定

講師:熊谷 敦史・安井 清孝

駐車場で資料を確認しながら作業をする二人の学生。
福島県立医科大学の学生たちが、キャンパス内の土を調査している様子。

感想等(抜粋)

放射線の測定は初めてで貴重な体験でした。測定器はたくさん種類があるのだと聞いて、資料を見ただけではすぐにわからなかったけど、対象の性質とともに測定器の仕組みを教えていただきながら使えたことで、理解しやすかったです。また距離や遮蔽物を変えることで、数値に変化が出て、いろいろ試すことができて楽しかったです。測定器は、軽量で、簡単に測定でき便利だと思いました。

《演習》 リスクコミュニケーション

講師:安井 清孝・熊谷 敦史

医療に関するプレゼンテーションを行う講師と、聴講する参加者たちの様子。
学生同士がテーブルで話し合い、メモを取っている様子。背景にはカメラや資料が見える。

感想等(抜粋)

相談にのる、共感するという一つの側面と知識、考え方を提供するというもう一つの側面のバランスが大変難しく思う。また、可能性がゼロではないことを説明する難しさを痛感した。

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