肝疾患診療連携拠点病院
肝疾患相談センターを設置しております
当院では、ウィルス性肝炎(B型肝炎、C型肝炎)をはじめとする肝疾患に関するご相談をお受けする「肝疾患相談センター」を開設し、肝疾患に関する様々な情報や県内の専門医療機関等に関する情報を提供いたします。


肝臓疾患を持つ患者様等からいただいた相談内容については、「肝疾患患者相談支援システム」に記録、保存しております。このシステムは、患者様が今何に困っていて、何を悩みとしているか等を集計することにより、今後の相談業務に反映することを目的としております。
なお、個人を特定できる情報はお伺いしませんのでご了解願います。
当附属病院は福島県肝疾患診療連携拠点病院です
当院は、厚生労働省の協議を経て、平成21年8月1日付けで福島県知事より「福島県肝疾患診療連携拠点病院」の指定を受けました。

※平成23年9月5日より肝疾患相談センターを開設しております
1 肝疾患診療連携拠点病院制度の目的
肝炎の診療においては、かかりつけ医と専門医療機関との連携が必須であり、それぞれの役割に応じた診療体制の構築を図る必要があります。
各都道府県内において良質かつ適切な医療を受けられるようにするためには、地域の医療機関における肝炎を中心とする肝疾患診療の向上、均てん化を図る必要があり、各都道府県においては、肝疾患診療連携拠点病院を選定し、当該病院を拠点として他の専門医療機関と連携しつつ、診療体制の構築を進めていくことが望まれています。
2 専門医療機関の機能
- 専門的な知識を持つ医師(日本肝臓学会や日本消化器病学会の専門医等)による診断(活動度及び病期を含む)と治療方針の決定が行われていること
- インターフェロンなどの抗ウイルス治療法を適切にできるこ
- 肝がんの高危険群の同定と早期診断を適切に実施できること
同医療機関は県内で以下の18の病院が指定されています。
県北医療圏 | 福島赤十字病院、公立藤田総合病院、北福島医療センター、枡記念病院 |
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県中医療圏 | 太田西ノ内病院、寿泉堂綜合病院、総合南東北病院、星総合病院、須賀川病院、公立岩瀬病院 |
県南医療圏 | 白河厚生病院、塙厚生病院 |
会津医療圏(兼南会津) | 竹田綜合病院、会津中央病院 |
相双医療圏 | 公立相馬総合病院 |
いわき医療圏 | いわき市医療センター、呉羽総合病院、福島労災病院 |
3 拠点病院の機能
上記2の機能を有し、肝炎を中心とする肝疾患に関する以下の機能を有し、都道府県の中で肝疾患の診療ネットワークの中心的な役割を果たしていくことが期待されています。
- 医療情報の提供
- 都道府県内の専門医療機関等に関する情報の収集や提供
- 医療従事者や地域住民を対象とした研修会、講演会の開催、相談支援
- 専門医療機関等との協議の場の設定
※国立国際医療センター 肝炎情報センター
平成20年11月に国の中核医療機関の一つである国立国際医療センターに肝炎情報センターが設置されました。
主な役割は、
- 肝炎診療に関する情報提供、ホームページの立ち上げ
- 肝疾患診療連携拠点病院間の情報共有の支援
- 肝疾患診療連携拠点病院等の医療従事者に対する研修会の開催等があります。
くわしくはこちら → http://www.ncgm.go.jp/center/