消化器内科(佐久間洋寿 先生)の発表が、日本消化器病学会東北支部例会で優秀演題賞を獲得しました。

 2026年7月に秋田で行われた「日本消化器病学会東北支部第221回例会」の特別企画(専攻医)で症例を提示し、優秀演題賞を受賞致しました。

 演題名:『肝細胞癌に合併したSM以深を疑う未分化型早期胃癌がアテゾリズマブ・ベバシズマブ療法施行後に消失した1例』

 症例は80歳台男性で、多発した肝細胞癌(HCC)にアテゾリズマブ・ベバシズマブ(Atezo+Bev)併用療法を施行したところ、併存していたSM以深を疑う胃癌(sig)の消失を確認できた症例です。ESD検体を免疫染色すると、B細胞、T細胞、樹状細胞から構成される3次リンパ様構造(TLS)の発現を認め、TLSの存在が抗腫瘍免疫応答の活性化、患者の予後に関連することが報告されていることから、本症例でもPD-L1阻害薬とVEGF阻害薬の併用が胃癌に奏功したと考えられます。現在、Atezo+Bev療法は胃癌に適応は通っておらず、肝細胞癌と胃癌の重複癌に対する治療選択において貴重な症例であり、今後の症例蓄積や局所免疫環境のメカニズム解明が望まれます。

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