リハビリテーション部
あらゆる障がいを持つ人のために
リハビリテーション(Rehabilitation)とは、元来ラテン語に由来します。re(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい)という二つの単語からなります。つまり、直訳すれば、「再び適合させる」という意味です。これは単に機能回復のための訓練を行い、元の状態に戻すことだけを意味するのではありません。たとえ、障がいが回復しなくとも、その人が「生きがい」や「社会の役割」を持って、自分らしい暮らしを住み慣れた地域で続けることを含んでいます。つまり、「全人的復権」がリハビリテーションの目指す究極の目標です。そのために行われるあらゆる治療、訓練、社会活動の全てがリハビリテーションに含まれるのです。
特色
当院のリハビリテーション部は、臨床、教育、研究を3つの柱とし、職務にあたっています。中央診療部の一部門として、患者様にリハビリテーションを提供しています【臨床】。 さらに、大学病院というアカデミックな施設の一員として、【研究】と【教育】にも力を入れています。また、多職種と連携を行い、多方面の専門的な立場からの意見を取り入れ、よりきめ細やかな支援が行えるよう努めています。
リハビリテーション部概要
1.スタッフ紹介
1.スタッフ紹介(2026年4月現在)
・リハビリテーション専門医・専門医指導責任者 白土 修(しらどおさむ)
・理学療法士7名
・作業療法士4名
・事務職員1名
学位
・博士 3名
認定資格
・認定理学療法士(運動器):2名
・骨粗鬆症マネージャー:1名
・三学会合同 呼吸療法認定士:1名
・地域ケア会議推進リーダー:1名
・介護予防推進リーダー:1名
・臨床実習指導認定者:1名
2.対象とする疾患
・運動器リハビリテーション:脊椎脊髄先進医療センターを併設しており、脊椎・脊髄のご病気や怪我の方が多いのが特徴です。腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、脊柱変形(側弯症、後弯症)、頚椎後靭帯骨化症・頸髄症などを対象としています。
・廃用症候群リハビリテーション:内科的治療や療養により、安静が必要な方を対象としています。
・呼吸器リハビリテーション:内科的治療を要する呼吸器疾患(結核、肺炎、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、肺腫瘍など)や、消化器外科・呼吸器外科の手術前後の呼吸機能訓練を行っています。
・がんリハビリテーション:血液系の悪性腫瘍(多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、骨髄性白血病など)により、治療されている方を対象としています。
【該当施設基準】
・運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
・廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
・脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
・呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
・がん患者リハビリテーション料
3.診療実績
入院と外来を併せ、年間延べ20000人の患者様のリハビリテーションを行っております。
また、積極的に最新の医療機器を評価や治療に取り入れ、患者様の状態をより詳細に評価し、治療を行うよう努めています。
3次元動作解析装置(VICON)
カメラに搭載された近赤外線LED群が発光し、その光が反射マーカーにより反射され、最終的にレンズを介してカメラへ検出されることにより反射マーカーの位置を認識する非接触型の測定器です。
医療現場では三次元動作解析技術を用い、歩き方や動作フォームを分析し、それが良い動きなのか悪い動きなのかを詳細に評価することが可能です。脊柱後弯や頚椎・頚髄疾患患者の術前・術後の動作能力を客観的・定量的に評価しています。
超音波画像診断装置(汎用超音波画像診断装置Aixplorer)
剪断弾性波の伝搬速度をリアルタイムに計測し、その伝搬速度からその組織の硬さ(弾性率)の定量化が可能です。
画像診断上、解剖学的異常構造物の形態だけでなく、疾患部位の詳細な観察及び同定並びに治療効果の判定が簡便に行えます。リハビリテーション部では頚椎・頚髄疾患患者の術前・術後の神経硬度やリハビリテーション介入前後の筋硬度を客観的・定量的に評価しています。
tergumed
バイオメカニカル的知見、解剖学、生理学に基づいて構成されており、体幹筋群のトレーニンに基づいた分析を可能にします。体幹の可動域や筋力の評価、トレーニングの実施、プラン作成などを行い、脊椎・脊髄疾患患者の機能向上目的に使用しています。アイソメトリックテストの結果は標準データ(約1万人)と比較し、テスト結果をレポート化することが可能です。腰痛治療機器先進国であるドイツにおいては腰痛に対する運動療法、腰痛予防のための医療機器として品質と安全性が認証されています。
4.研究
研究活動や学会発表、論文執筆等を積極的に行っております。
5.教育
質の高いリハビリテーションが提供できるよう、教育体制を整備しています。主な取り組みは以下の通りです。
レジデント制度
2021年4月よりレジデント制度を開始しました。特に脊椎・脊髄疾患に特化したカリキュラムを組み、臨床・研究のより高いスキルを習得するための制度を導入しております。
臨床実習の受入れ
随時、臨床実習の受入れを行っております。半日からの見学も受け入れております。
レジデント制度や臨床実習にご興味のある方は、リハビリテーション部までお問合せください。
お問合せ先:TEL 0242-75-2100(代表)
※リハビリテーションに関するご連絡である旨をお伝えください。
6.地域活動
活動 ・出前講座
リハビリテーションに関する出前講座を申し受けしております。
お申し込み方法は、下記リンクよりご参照ください。
健康教室(ばんだい元気塾)
福島県磐梯町にて、週に一度、運動療法や認知症予防を中心とした健康教室を開催しています。
地域の皆様の健康に貢献できるよう努めています。
糖尿病教室
院内で開催している糖尿病教室にて、運動療法の講義を行っています。
そのほか
磐梯町、下郷町、会津坂下町 地域ケア会議 出席
喜多方市 介護認定審査会 出席