Agar Art
- 助教
- 丹野 大樹
- たんの だいき
- 臨床微生物学、臨床検査医学、感染免疫学
これまで臨床微生物学を専門に講義、実習、研究を行ってきましたが、微生物というのは知れば知るほど興味深いものです。中には色素を産生する微生物もおり、そのような微生物を使って培地をキャンバスにして絵を描く「Agar Art(アガーアート)」というものが世界中で行われています。米国臨床微生物学会(ASM)では毎年Agar Artコンテストが開催され、世界中のアーティスト達が自慢の作品を出品し競い合っています。
実は、本学の臨床検査学科にもアーティストの才能を発揮する学生がいます。写真は、その学生達がオープンキャンパスのために描いた作品ですが、初めて描いたとは思えないほど素晴らしい作品に仕上がっています。微生物が培地に発育するまで48時間程度かかるため、それまでは色合いやバランスも含め何を描いているかわからないというのがAgar Artの難しい点ですが、特に下書きをするでもなくこれだけの絵を描けるのはまさに天才と呼ばざるを得ません。Agar Artコンテストへの出品を目指しさらに腕を磨いてほしいと思います。
ちなみに、写真の微生物はすべて「カビ(酵母様真菌)」で描いたものです。興味のある方、コンテスト入賞を目指して是非一緒にLet’s Art!
