現場からのメッセージ
診療放射線技師からのメッセージ
患者さんの負担を最小に最良の撮影を目指す

2017年より福島県立医科大学附属病院 放射線部に勤務
Q. 診療放射線技師になろうと思ったきっかけは?
小学校の時からずっとサッカーをやっています。何度もケガをし、レントゲン写真を撮りました。自分の骨や関節が写った画像を見て面白いと思い、診療放射線技師の道を選びました。
大学では、放射線医学や解剖学、実際の撮影の方法など幅広い知識と技術を身に付けました。震災のときには放射線のことは知りませんでしたが、放射線は使い方によって、人の命を救う大事な役割を持っていることを学びました。
Q. 仕事のやりがいは?
撮影は医師の指示に従って行いますが、どういう画像が必要なのかを自分で考え、撮影条件を整えます。例えば、肩や膝の関節の撮影の指示が来たときには、関節の中の骨と骨が重ならないように、つまり骨のすき間が写るように、関節に触りながら、照射装置とパネルの調整を繰り返します。きれいにすき間が撮れたときには、小さな達成感を感じます。将来はPET検査や放射線治療も担当できるよう、努力を続けていきます。