学科長からのメッセージ

加藤 貴弘(かとう たかひろ)
診療放射線技師は、医師からの依頼に基づき適切な画像診断や放射線治療の実施・提供を行う高度な医療専門技術職(スペシャリスト)です。診療放射線技師の仕事は、画像検査(X線画像検査・X線CT検査・MRI検査・超音波検査)、核医学検査、放射線治療、放射線管理、医療情報管理など多岐に渡りますが、いずれも日進月歩で進化し続けているため、常に学び続ける姿勢が求められます。本学科では基礎から専門科目へと系統立てたカリキュラムを用意することで既存の知識・技術の習得に加えて将来遭遇するであろう新たなニーズや新技術に対しても柔軟に対応できる思考力の備わった医用放射線のプロの専門技術者の育成を目指しています。
本学科は、福島県で初めての診療放射線技師養成施設として2021年4月1日に開設いたしました。福島駅前キャンパスには多様な画像検査機器、医療情報機器、放射線計測機器を備えています。また、光が丘キャンパスにおいて核医学検査機器、放射線治療機器を用いた実験授業も用意しています。臨床実習では幅広い視点で医療を俯瞰できるように、附属病院に加えて福島県内のさまざまな運営形態の医療施設に臨床実習施設としてご協力いただいています。
このような充実した環境の下、将来、チーム医療を担う一員として患者さんや他職種から信頼を得られるような、豊かな人間性と探求心にあふれた人材を養成して参ります。