現場からのメッセージ
理学療法士からのメッセージ
“ここ一番!”の時に負ったケガ
試合に出られなかった悔しさがきっかけでした
Q. 理学療法士になろうと思ったきっかけは?
学生のころバスケットボールをやっていたのですが、試合前にケガをしてチームに貢献できずに悔しい思いをしました。ケガの治療をする中で理学療法士という職業を知りました。ケガのせいで好きなことを諦める人を少しでも減らしたくて、理学療法士を目指す決意をしました。
Q. 仕事のやりがいは?
リハビリを行うときは、患者さんの血圧、脈拍、体温を測定し、顔色や体の具合などを細かく観察して、慎重にその日のプログラムを組みます。大切なのは、体の状態だけではなく、その人の生活環境も考えてプログラムを組み立てていくことです。
リハビリに臨む気持ちは人それぞれです。患者さんがリハビリをすることに後ろ向きな場合、リハビリの目的やメリットなどを少しずつ説明し、本人が納得してからリハビリを始めます。時間をかけて信頼関係を結んでいくのです。
理学療法士は、単に体を動かせるようにするだけではなく、患者さんの気持ちを汲み、自宅に帰って元気に暮らすことを支援する、奥の深い仕事なんです。
