現場からのメッセージ

理学療法士からのメッセージ

“ここ一番!”の時に負ったケガ
試合に出られなかった悔しさがきっかけでした

Q. 理学療法士になろうと思ったきっかけは?

学生のころバスケットボールをやっていたのですが、試合前にケガをしてチームに貢献できずに悔しい思いをしました。ケガの治療をする中で理学療法士という職業を知りました。ケガのせいで好きなことを諦める人を少しでも減らしたくて、理学療法士を目指す決意をしました。

Q. 仕事のやりがいは?

リハビリを行うときは、患者さんの血圧、脈拍、体温を測定し、顔色や体の具合などを細かく観察して、慎重にその日のプログラムを組みます。大切なのは、体の状態だけではなく、その人の生活環境も考えてプログラムを組み立てていくことです。

リハビリに臨む気持ちは人それぞれです。患者さんがリハビリをすることに後ろ向きな場合、リハビリの目的やメリットなどを少しずつ説明し、本人が納得してからリハビリを始めます。時間をかけて信頼関係を結んでいくのです。

理学療法士は、単に体を動かせるようにするだけではなく、患者さんの気持ちを汲み、自宅に帰って元気に暮らすことを支援する、奥の深い仕事なんです。

理学療法士 小林 寛崇こばやし ひろたか  2016年より福島県立医科大学附属病院 リハビリテーションセンターに勤務

ページの先頭へ戻る