大戸学術賞受賞者

年度 氏 名 卒回 受賞論文・受賞理由
令和7年度 大平 弘正 34

 大平弘正教授は消化器疾患領域において優れた基礎・臨床研究の成果を福島医大から世界に発信し、特に難治性肝疾患である自己免疫性肝炎(AIH)と原発性胆汁性胆管炎(PBC)においては日本を代表する研究者として、長年にわたり免疫病態や宿主・環境因子に関する解析、新規自己抗体の発見など多くの臨床研究業績を築き上げている。さらに、厚生労働省の「難治性の肝・胆道疾患調査研究」班のAIH分科会長として、全国調査を行い、結果を踏まえた診療ガイドライン・患者向けの診療ガイドを作成した。加えて、AIHに対するアザチオプリンやNUDT15遺伝子多型検査の保険収載も実現させた。これら功績は、新設された大戸学術賞に相応しいものと高く評価される。

ページの先頭へ戻る