2013年10月10日

《開講式》 自己紹介・アイスブレイク・オリエンテーション・プレテスト

災害医療総合学習センター長 福島哲仁による挨拶後、参加者・講師による自己紹介。
引き続きプレテスト。

《講義》 福島震災

講師:熊谷 敦史

福島県立医科大学で行われた講義の様子。参加者がスクリーンを見ながら聴講している。

東日本大震災、および福島第一原発事故について、地震・津波・原発事故の概要、原発からの汚染・被ばく傷病者対応や住民避難とそれに伴う問題点等に関する講義

感想等(抜粋)

東日本大震災以降津波に関する災害はよく解説されており、情報も多く理解しておりましたが、福島のような複合災害に関しては、特に原子力の部分において理解できておらず、ともすると間違った解釈をしていましたが、複合災害はどの様なものなのか、原子力災害が加わることによって計り知れない物質的、精神的苦悩が加わることがわかりました。

《講義》 放射線の健康影響 (1)・(2)・(3)

講師:熊谷 敦史

放射線に関するプレゼンテーションを行う男性が、グラフを指し示している様子。

放射線の種類や単位、健康影響に関する概論と、原爆被爆者やチェルノブイリ事故から得られた知見の概説、さらに福島の現状(環境中の放射性物質、住民の被ばく量等)に関するデータの紹介と解説

感想等(抜粋)

放射線技師としては、基本となるところもある内容でしたが、知っていたつもりでも分からないことや自信のないことも結構ありましたので、それを確認出来てよかったです。具体的にセシウム、ヨウ素の影響や、またチェルノブイリの事故とも絡めての講義でしたのでとても分かりやすかったです。たくさんのグラフや表を付けて頂けて、資料としても今回のテキストは大変貴重です。

《実習》 放射線測定(屋内、線源、野外)、体表面スクリーニング、霧箱実験

講師:熊谷 敦史・安井 清孝

医療機器を使用している男性と女性が、健康診断を行っている様子。
地面に座り込んで機器を操作する男性と、その周囲の人々が写っている風景。

感想等(抜粋)

測定方法や種類はよく理解できましたが、その一方で計算方法がいま一つ理解に欠けました。特に看護師はこの分野で弱い所がおおいので、計算や算出方法の所にもう少し時間をかけて頂けるとありがたいです。

《講義》 急性被ばく症候群と放射線事故の歴史

講師:吉田 浩二

講義中の男性がプレゼンテーションを行い、参加者が聴講している様子。

急性放射性症候群についての概説と、過去の放射線事故(スリーマイル島事故、ハンフォード事故、JOC臨界事故等)の事例に関する講義

感想等(抜粋)

長崎広島等の被爆の現状を再確認でき良かったと思います。自分の知識を相手に伝えることの難しさを改めて感じました。経験が全てではありませんがいかに相手に伝えるかという技術も必要なのだと言うことを学ぶ事が出来よかったと思います。

《講義》 緊急被ばく医療体制の再構築

講師:長谷川 有史(放射線災害医療センター)

震災発生時の救急医療に関する講義を行う講師と受講者たちの様子。

震災発生時の救急医療現場の混乱とその理由と、緊急被ばく医療体制の再構築のための整備・訓練及び教育について、さらに今後予想される事態に対する対応に関する講義

感想等(抜粋)

被曝医療支援チームの果たした役割は大きいと思った。浜通りの医療機関以外で緊急被ばく医療を請け負うのが福島県立医科大のみというのは少なすぎないのか?他の原発立地関連病院地域連携などはどうなっているのか?なあと思った。

《ポストテストと解説》

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