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福島県立医科大学の理念(令和元年6月26日制定)

福島県立医科大学は、県民の保健・医療・福祉に貢献する医療人の教育および育成を目的に設立された大学である。同時に、研究機関として、不断の研究成果を広く世界に問いかけるという重要な使命を担っている。

もとより医療は、すべての医療人が共に手を携えて、すべてのひとのいのちと健康の問題に真摯に向き合い、その未来を拓く営為である。その基盤とすべきところは、個人の尊厳に対する深い配慮と、高い倫理性である。

福島県立医科大学は、以下に掲げることを本学の理念として、教育、研究および医療を幅広く推進していくものとする。

  • ひとのいのちを尊び倫理性豊かな医療人を教育・育成する。
  • 最新かつ高度な医学、看護学および保健科学を研究・創造する。
  • 県民の基幹施設として、全人的・統合的な医療を提供する。

福島県立医科大学の3つの方針(ポリシー)
(平成29年3月30日現在)

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

本学は、次のような能力を身につけた者に学位を授与します。

  • 医療に携わるプロフェッショナルとしての知識・技能および倫理観を習得した者
  • 福祉と医療の分野において社会貢献できる能力を有する者
  • 科学的思考力および自律的に生涯学習を継続する姿勢を習得し、医療の発展に寄与する成果を発信する基礎的な能力を持つ者
  • 本学履修規程に則り、卒業までに所定の単位を授与された者

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

本学は、次のような方針で教育を実施します。

  • 高度化する医療の諸問題を自ら進んで学習し、問題発見・解決能力を養う。また、生涯学習の姿勢を身につける。
  • 医療を体系的に学び、疾患の深い理解に基づいて医療人として見識を養う。また、コミュニケーション能力や協調性の育成を図る。
  • 臨床の現場を知り、医療人としての自覚を持ち、患者様に寄り添う心を身につける。
  • 福島の地域医療の現状を学び、人々の健康を守る方法論を学ぶ。
  • 科学的探究心と創造性に基づく研究を目指し、世界に飛躍する志を養う。

入学者の受入に関する方針(アドミッション・ポリシー)

本学は、次のような資質を持つ学生を求めます。

  • 高い倫理観と豊かな人間性をもち、命を尊ぶ心を備えた人
  • 十分な基礎学力を有し、医療に関する高度な専門的知識・技術の修得を目指す人
  • コミュニケーション能力にすぐれ、協調性を持つ人
  • 地域の発展や東日本大震災からの福島県の復興に貢献する熱意を持つ人
  • 科学的探究心と創造性を備え、医療の分野で、世界に飛躍しようとする志を持つ人