薬剤部の現場

多職種チーム紹介

当院では多領域で薬剤師が参加する医療チームが活動を行っています。

感染制御チーム(ICT)
抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

感染制御チーム(ICT) 感染制御チーム(ICT)

感染制御チーム(ICT)
抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

ICT・ASTは、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の4職種で構成されています。ICTは、病院内の感染拡大の防止や、感染の治療に関する活動や院内感染に関する研修会、各種マニュアルの作成・見直しなどを行っています。ASTは、広域抗菌薬使用患者のモニタリングや感染症診療支援、抗菌薬TDM解析、採用抗菌薬の見直し、抗菌薬マニュアル作成、抗菌薬使用量調査、院内教育などの業務を行っています。特に、ASTについては薬剤師が専従となり、主に抗菌薬の適正使用に取り組んでいます。


栄養サポートチーム(NST)

栄養サポートチーム(NST) 栄養サポートチーム(NST)

栄養サポートチーム(NST)

医師、看護師、栄養士などと協力し、患者さんの栄養について週1回多職種カンファレンス・院内ラウンドを行っています。薬剤師は、薬と栄養の相互作用や、薬の経管投与の可否などについて意見を出し、検討を行っています。


緩和ケアチーム

緩和ケアチーム 緩和ケアチーム

緩和ケアチーム

緩和ケアは患者さんの体や心のつらさに焦点を当て、病気と向き合う患者さんそしてご家族を支え生活の質を改善するケアです。以前のがん医療と違い、現在は診断した時から治療と緩和ケアを並行して行う考え方に変わってきています。緩和ケアチームは医師、看護師、薬剤師で構成され、患者さんのお困りごとに対応しています。


irAE 対策チーム ACiST
(Active Care of irAE, Supportive Team)

irAE 対策チーム ACiST
(Active Care of irAE, Supportive Team)

免疫チェックポイント阻害薬(ICI; Immune Checkpoint Inhibitor)による有害事象(irAE; Immune-related Adverse Events)の対応を適正に行うためのチーム活動を行っています。ACiST(Acive Care of irAE, Supportive Team)というチーム名で、メンバー構成はICI使用診療科、irAE発生時のコンサルト先の診療科、看護師および薬剤部で、3ヶ月に1回、カンファレンスを行っています。最近では近隣施設の薬剤師がメンバーに加わりました。


災害派遣医療チーム(DMAT)

災害の急性期に活動を行います。活動内容は医療支援に問わず、被災地内における医療ニーズの収集、避難所情報の集約等々、多岐にわたる活動を行います。過去の国内における災害(新潟中越沖地震、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震)に当部薬剤師の隊員が派遣されました。


精神科リエゾンチーム

一般病棟に入院されている「うつ」等の症状を呈している患者さんに、早期に精神科専門医療を提供することで、症状の緩和や早期退院を推進することを目的に活動しています。当院ではがん化学療法や手術など様々な治療が行われており、薬同士の飲み合わせや服用方法の問題があることも少なくありません。薬剤師は薬剤の選択・投与方法・投与量等の提案を通して患者さんに適切な精神科薬物療法ができるよう活動しています。


糖尿病教室

当院では医師、看護師、薬剤師、栄養士など糖尿病治療に専門的に携わっているスタッフが持ち回りで糖尿病教室を開催しています。薬剤師は「糖尿病治療薬について」と題して月2回の教室を担当しています。講義内容は運営スタッフで定期的に見直し、現状に即した内容になるよう心がけています。また、講義中は一方通行にならないよう、参加者のご意見やご質問もうかがいながら進めるよう努めています。興味のある方は是非ご参加ください。


妊娠とくすり外来

妊娠中の方およびこれから妊娠を希望されている方に、妊娠中の薬剤使用の影響について医師・薬剤師が最新の情報をもとにお答えします。


肝臓病教室

医師、看護師、栄養士と協働して年に8回程度肝臓病教室を開催しています。肝臓病の概要、生活の仕方、食事、薬について患者さんへ講義を行っています。多職種のチームで患者さんの疑問にお答えできるようにしています。