●薬剤師になってからの年数3年
主に調剤業務と病棟業務を行っています。現在、結核・感染病棟の病棟薬剤師として投薬・注射状況の把握や服薬指導を行うほか、病棟でのカンファランスに参加、医師・看護師からの相談応需などに対応しています。
中学生の時から医療職に憧れがありました。薬剤師の道以外も候補にありましたが、高校生の時、近くの薬局で業務見学が開催され参加したのがきっかけで薬剤師を目指そうと決めました。
医師や看護師から問い合わせを受けますが、データ等がすぐに探せない場合、自分で調べて、判断しなければなりません。経験が少ない今、先輩に相談することもあります。
たくさんの薬剤に関われ、幅広いスキルを磨け、さらに医療チームの一員として患者さんに関わることのできる病院薬剤師として勤務したいと考えていました。地元であり、最先端の医療を見ることができるため医大附属病院を選びました。
最新の薬剤を取り扱うことができるため、幅広い知識や経験を得やすいと思います。また自分が提供した情報が患者さんの治療に役に立った時やりがいを感じます。
幅広いスキルを身につけたいため薬物療法専門薬剤師や日病薬病院薬学認定薬剤師を取得したいです。また教育スキルを高めるため認定実務実習指導薬剤師を取得したいと思っています。
様々な職場を実際に見てください。現場で働いている姿を見て刺激を受けると思います。薬剤師の業務形態は様々ですので、多くの先輩方の話を聞くと自分の将来の薬剤師像が具体化できやすくなると思います。就職活動は大事な分岐点ですのでたくさん悩んで進路を決めてください!
●薬剤師になってからの年数13年
調剤室で、入院・外来患者さんの調剤と監査を主に行っています。
産前は、病棟業務で患者さんへの服薬指導、移植カンファなどへの参加、緩和ケアチームへの所属、入退院支援センターでの薬剤師面談なども行っていました。
充実していると思います。
出産前:妊産婦検診休暇、通勤緩和休暇など
出産後:産休・育休の他、復帰後も子育て休暇など
復帰後しばらくは生活リズムを整えることが大変でしたが、夫とも協力して両立できています。
子供の急な体調不良時なども、先輩や同僚のサポートを得ながら働ける環境です。
子育て休暇、年休を利用しています。
最先端の治療に携わったり、難しい疾患の患者さんの支援ができ、薬剤師として大きく成長できます。病棟業務では多職種と関われるため、チームの一員・薬の専門家としての職能を存分に発揮でき活躍できます。
子育てを通じて、妊娠中の母親の支援が必要と感じたり、子供の成長に関わることに興味が出てきたので、妊婦授乳婦薬物療法認定薬剤師や小児薬物療法認定薬剤師を目指したいと思います。
●薬剤師になってからの年数17年
・薬剤部病棟チーム・・・現在は4つの病棟のリーダーを担当しています。病棟薬剤師と連携しながら患者さんと面談、薬剤の提案など行います。また、病棟薬剤師のサポートや指導も行っています。
・薬学生実務実習担当・・・主に病棟実習のスケジュール作成などの調整役をしています。
・院内緩和ケアチーム・・・薬剤師として緩和ケアにかかわっています。
・他には、病院や保険薬局との薬薬連携を進める活動もかかわっています。
母の親戚が薬剤師をしていたため、母に勧められたことと、私自身に薬のアレルギーがあったので、少し薬に興味があったためです。中学生で高校の受験を意識しだしたころから何となく目指していました。
前職は保険薬局の管理薬剤師だったため、人員が少なく仕事の引継ぎが大変でした。
また、転職の年に東日本大震災があったため、各種手続きや引っ越しなどが大変でした。
保険薬局にいたため病院で仕事をしてみたかったこと、地元の病院であったこと、大きな病院なので頼りにできる先輩がいそうだったこと、福利厚生がしっかりしていることなどです。
治療の初期からかかわることができるため、長く患者さんに寄り添っていくことができます。病状の重い患者さんが多いため責任は重く感じますが、患者さんに感謝されたり、笑顔がみられたりするととてもうれしいです。
患者さんが多様化しているので、語学力が欲しいです。
保険薬局からみた病院は閉鎖的なイメージで、よくわからないと思っていました。保険薬局から病院への転職は少しハードルが高く感じますが、転職したことで病院のイメージは変わりました。患者さんが第一なのはどちらも変わりませんが、扱う薬剤の種類・量が違います。また、病院薬剤師となって患者さんの治療の流れを理解したことで、私が行っていた保険薬局での経験も薬薬連携に活かせそうなどと考えが浮かんだり視野が広がりました。思い切って転職してよかったと思っています。