福島県立医科大学小児科学講座について
初代の池田龍一教授は、本学の設立に尽力され、大学設置時の初代学長事務取扱を努められた方であり、当講座は以来五十有余年の歴史を有します。私たちはこの伝統ある教室を誇りに思い、小児医学の向上と小児医療発展のため、教室一丸となって、診療・教育・研究に取り組んでいます。 本学附属病院は、福島県地域医療の中核的役割を担っております。当講座には、新生児・未熟児、循環器、感染症・神経、血液・悪性腫瘍、腎・代謝・アレルギーの診療グループがあり、各診療グループとも、世界標準(スタンダード)の臨床能力を身に付け、常に最先端の医療技術を取り入れるよう努めています。また、これと並行して県内関連病院の充実を計り、県民が安心して医療を受けられる体制の整備に努めてまいりました。これからも臨床に強い教室、そして地域の先生方の拠り所になる教室にして行きたいと思います。さらには、福島県立医科大学小児科学講座独自(オリジナル)の研究を通して、世界標準となる医療を創造して行きたいと考えています。 私たちは、こどもたちの未来が明るく、豊かで、快適なものになることを願いつつ、真に実地臨床に求められる医師をめざしています。
 福島県立医科大学医学部
 小児科学講座 教授
 細矢 光亮

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