どんな家でどんな生活してる?
- 助教
- 髙橋 恵里
- たかはし えり
- 小児リハビリテーション、小児理学療法、脳性麻痺、発達障害、国際リハビリテーション
本学部ではモンゴル国立医科大学と共同で、モンゴルの高齢者の歩行能力、筋力、嚥下能力、手の巧緻動作能力などの機能検査を行っています。先月、第2回測定会が開催され、私は初めて参加させてもらいました。
モンゴルは中国の北に位置する国で、面積は日本の4倍あり、人口密度の低い国として知られています。ゲルで生活する遊牧民もいます。
測定会は首都のウランバートルのほか、ウランバートルからステップ砂漠の中のまっすぐな道をバスで4時間移動したところにある地方都市でも開催されました。その地方都市での測定会には、乾草やヤギの乳の香りがする高齢者がたくさん参加してくださいました。日本人とは違うゆったりとした佇まいやごつごつとした手から、この方のお仕事、生活、家がどのようなものなのか…と想像が膨らみました。言葉も上手く通じない中で短時間の関わりでしたが、介助して動作を説明する中で参加いただいた方々の生活に想いを馳せることができました。
理学療法士の仕事は対象者の生活に密着しているため、日本だけでなく外国でも活かせるのと同時に、文化や環境に応じた変化があります。今回、多くのモンゴル人と出会ったことで、改めて興味深い仕事だな~と実感しました!
