高齢者のための生活機能測定会
- 教授
- 柴 喜崇
- しば よしたか
- 理学療法学、リハビリテーション医学、老年学、死生学、予防、アクションリサーチ
私たちは、2021年の保健科学部開設以来、高齢者の生活機能を支援する活動を地域に根ざして続けています。その一環として、福島県内各地で「高齢者のための生活機能測定会」を毎年開催し、地域住民の皆さまの健康づくりに貢献してきました。
【2025年の測定会予定 】
これまで多くの方々のご協力をいただきながら活動を進めてまいりました。2025年も以下の地域で測定会を予定しています:
◯ 浜通り: 第4回測定会(南相馬市)
◯ 中通り: 第4回測定会(福島市)、第2回測定会(鏡石町)
◯ 会津: 現在、開催に向けて画策中
また、私たちの活動は日本国内にとどまらず、海外にも広がっています。モンゴルでは現地の生活環境や文化に触れながら、高齢者支援を進めています。2025年には以下の予定です。
◯ モンゴル国: 第3回測定会(首都ウランバートル)、第2回測定会(ドンドゴビ県)
写真は、昨年モンゴルでの活動時に撮影したものです(上段:モンゴル医科大学での集合写真、下段:ドンドゴビ県での様子)。地域や文化を超えた支援の広がりを、私たち自身も大きな励みとして感じています。
【測定会を支えるチームの取り組み 】
測定会では、保健科学部の理学療法学科、作業療法学科、臨床検査学科の教員や学生が、それぞれの専門性を活かして測定ブースを担当しています。また、自治体職員の皆さまとも連携し、地域全体で健康を支える体制を築いています。学生たちは、大学で学んだ知識や技術を現場で実践しながら、医療人としての責任感ややりがいを実感しています。こうした活動は、地域の健康づくりに直結するだけでなく、学生一人ひとりの成長にもつながっているようです。
【課題とこれからの展望】
現在、全県的な取り組みを実現するため、これまでに実施できていない会津での測定会の開催を計画しています。会津地域にお住まいの皆さまからのご意見や情報は、私たちの県内での活動をさらに広げるための貴重なヒントとなります。興味をお持ちの方やご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。
