2014年1月30日

《被災地現場視察》 東京電力福島第一原子力発電所視察

帰還困難区域へ入域し、区域内の現状および福島第一原子力発電所を視察。原発正門付近に新たに設置された入退域管理施設、救急医療室、さらに原発敷地内(汚染水処理施設「アルプス」、展望台、4号機近傍作業現場、5・6号機非常用ディーゼル発電機施設、旧5・6号救急医療室跡、津波被災現場(破損タンク等)、1号機建屋近傍、免震重要棟近傍を専用車に乗車のまま視察。各施設について、東電職員から解説を受けた。また、帰還困難区域退域後、車両および参加者の表面汚染スクリーニングを専用施設で行い、Jヴィレッジにおいて代表者の内部被ばく検査を実施した。

福島県立医科大学の施設内で、講師が参加者に説明を行っている様子。
福島県立医科大学近くの道路で、作業員が交通を制御している様子。背景には山々が広がる。

感想等(抜粋)

収束にはまだまだ長期間が必要と言わざるを得ない1~4号機の状態や、1000基の汚染水タンク、フィルタマスクをつけて作業する方々などを目の当たりにし、今後の対応が非常に長くかかり、それに伴う医療面での対応も重要であることが改めて認識できた。また敷地内を移動中にバス内の空間線量率の値が刻々をと変化し、かなり高い値を示す事も確認でき、現場の作業の大変さを改めて感じた。医療室の見学では、勤務が24時間~72時間交代であると聞き、かつ医療室内に寝泊まりしているとのことで、スタッフのストレスが大きいのではないかと感じた。受診者が思いのほか少なく、多くの作業者がいるものの事故が少ないと感じた。

最後に、このセミナーへ参加しての全体のご意見・ご感想を伺いました。(抜粋)

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