2018年2月1日
《講義》 被災地の医療をいかに支えてきたか
講師:金澤 幸夫 (南相馬市立総合病院・前院長)

福島第一原発から23キロ地点にある南相馬市立総合病院・院長として、職員自身の避難、病院の避難、および病院機能の保持の狭間での経験をもとに、大震災および放射線災害における今後の準備、対応の在り方に関する提言。
《講義・討論》 放射線災害下で行う甲状腺癌スクリーニングについて住民とともに考える
講師:緑川 早苗 (放射線健康管理学講座)


《演習》被ばく線量推定実習
講師:石川 徹夫 (放射線物理化学講座)・熊谷 敦史

様々な状況を想定して、被ばく線量を推定した被ばく線量の演算を行う。
- 災害時の限られた検査機器を用いた、体表面汚染からの甲状腺等価線量の推定
- ホールボディカウンタにおけるよくある問題点に関する考察
- ICRPによる実効線量係数の検算
《演習》避難所設営机上演習
講師:安井 清孝・千葉 靖子

学習者が一次避難所で生活する模擬住民となって、健康面、生活面で起こりうる問題について討論しながら対応についての理解を深める。
《講義》チェルノブイリ原発事故被災者の健康モニタリングシステム
講師:アナスタシヤ・サチコフスカヤ (ゴメリ医科大学)


《講義》チェルノブイリ原発事故被災者に対するベラルーシの公衆衛生学的政策
講師:タチアナ・パブロピッチ (ベラルーシ医科大学)


《講義・討論》震災後の福島の復興を考える
講師:開沼 博 (立命館大学)

震災後の福島の回復状況を社会学者の目線で冷静に分析。
避難者の概況、農業、漁業、林業、観光業等について、震災前と現在を比較して回復状況を解説。
《総合討論》


《修了式》

