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保健医療交流事業 (講演会) レポート

ぐっすり快眠のコツ〜 心と体の健康づくり〜

田村市・令和5年12月10日(日)

講演の様子1
講演の様子2

講演会は令和5年12月10日13時30分より田村市役所を会場に開催されました。講師は会津医療センター 精神医学講座の志賀哲也准教授が務め、講演は「ぐっすり快眠のコツ〜 心と体の健康づくり〜」をテーマに行われました。

初めに、どうして睡眠が必要なのかについて説明があり、睡眠は身体機能の維持に不可欠で、しっかり睡眠をとると免疫機能が上がると考えられるとのことでした。

続いて、睡眠の段階について説明がありました。睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類あり、「レム睡眠」は身体を休めるための睡眠、「ノンレム睡眠」は脳を休めるための睡眠で、ノンレム睡眠では寝返りを打つなど少し動くことがあります。年齢によって睡眠の構築も変化し、赤ちゃんはレム睡眠が多く、高齢者はレム睡眠が少ないために寝ている途中で起きてしまうことが多くなります。

次に、睡眠不足・不眠症と病気の関係についてお話があり、睡眠時間が5時間未満で不眠症の方の場合、高血圧症となるリスクが正常な方に比べて5倍もあることが分かっており、不眠は高血圧の発症と関連するとのことでした。なお、「日中とても眠い」「週末や連休には普段より2時間以上長く眠る」等、睡眠時間が足りていないと感じる場合でも不眠症とは限らず、行動起因性の睡眠不足症候群の場合もあります。行動起因性の睡眠不足症候群は、生活習慣上夜間の睡眠をとれていないために起こる睡眠障害で、自分では十分睡眠をとっていると思っても、週末に「寝貯め」をしないと機能が維持できないとの説明がありました。不眠症は生活習慣の問題ではなく、何らかの原因があって必要な睡眠がとれず、「眠れないことによって日中の活動に支障をきたすこと」があってはじめて不眠症とされるとのお話でした。

最後に、快眠のためのアドバイス等についてお話があり、1日の流れの中で、
・毎朝同じ時刻に起床し、朝日を浴びる
・食事はバランスよく摂取する
・午後3時頃までに20〜30分の仮眠をとる ・軽いウォーキングなど夕食前後に運動をする
・夜にアルコールや胃にもたれる食事はとらない
・熱めの入浴は避ける
・就寝前はテレビやスマホを見る時間は少なめにする
等について気を付けると良いと説明がありました。

その他、先生が重要だと思う快眠のポイントとして、「眠らなくては」と気負うと余計眠れなくなるため、気負うことはせず、眠れないことにこだわらないことが大切とのことです。

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