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保健医療交流事業 (講演会) レポート

自殺予防に必要なこと:日本、福島の現状から

(いわき市・平成30年10月17日)

講演会様子1
講演会様子2

今年度6回目の講演会は、いわき市からの要望により、「自殺予防に必要なこと:日本、福島の現状から」をテーマにいわき市総合保健福祉センターにおいて開催されました。

講師は、本学の災害こころの医学講座教授の前田正治先生が務められました。

本講演はいわき市の第17回健康いわき21推進市民大会の特別講演会として開催されました。

まず、前田先生は、自殺というものについて、日本そして福島の現状をデータから説明されました。御説明によると福島及びいわき市は減少傾向にあるが、自殺リスク者が全国に比べて多いということでした。

次に自殺を予防するために必要なこととして、周囲の身近な人間やゲートキーパーが注意を払い、また、思い切って「自殺したいと思うか」について聞くことが重要だと話され、参加者からは驚きの声があがっていました。

また、不眠は自殺のリスクを非常に高めるということで、自殺防止のため眠れているかどうかを周囲の人が確認することが重要であると説明されました。

最後に質疑応答があり、睡眠時間が取れない場合はどうすればよいかということへの質問について前田先生は、どうしても睡眠時間が取れない場合は昼寝がよく、40分寝られるとよいと話されました。また、寝る前のスマートフォンの利用についてもアドバイスがあり、寝る前はスマートフォンを見ることは極力控えたほうがいいが、見る場合も画面の照度を下げるとよいとのことでした。

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