地域のみなさまへ

保健医療交流事業 (講演会) レポート

腎臓病と高血圧から社会を守る

(棚倉町・平成30年8月30日)

講演会様子1
講演会様子2

今年度2回目の講演会は、棚倉町からの要望により、「腎臓病と高血圧から社会を守る」をテーマに棚倉町役場保健福祉センターにおいて開催されました。

講師は、本学の腎臓高血圧内科学講座教授の風間順一郎先生が務められました。

講演では、健康診断等で腎臓に係る数値として示される「eGFR」(腎臓で尿毒物質をどの程度処理しているかを示す数値)の説明においては、低値であることは問題があるが、高値であることが必ずしも良いわけではなく、適切な数値であることが肝心であると説明されました。

次いで、高血圧と塩分の摂取制限についての説明があり、日本人の2/3は塩分の摂取制限の効果がない体質との説明があり、講演前の棚倉町の職員の方から説明があった棚倉町民の塩分の平均摂取量からは減らす必要はないという内容に、参加者からおどろきの声が上がっていました。
 講演の終盤には、地方の医療の厳しい現状についてどのような変化が必要かということを、講師自身の対応策を踏まえてお話されて講演会は終了しました。

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